ブルーチップ ベトナム投資ニュース

ハノイ市はその他、8,630社に設立許可を発給した。
これは前年同期比1％増加となる。
投資申請額は47.9兆VNDで、前年同期比69％相当。

経済成長全般については、
上半期の成長率は9.3％に達すると予測されている。
うち、サービス業が8.7％、工業・建設業が10.4％、
農林水産業が5.1％の成長が予測されている。
また、国営経済セクターが9.8％、
民間経済セクターが12％、
外国投資関係セクターが15.2％、それぞれ成長している。

建設業の付加価値成長率は10.1％で、
前年同期の11.4％を下回った。

サービス業は、全体の売上は484.975兆VNDで、
前年同期比21.7%増となった。
その中で、小売部門の売上は117.734兆VNDで、
前年同期比23.3％増となった。
（前年同期はそれぞれ27.8％と28.2％）

サービス業のうち、付加価値の成長率が高かった。
中でも、輸送・郵便が10.7％（GDPの9.8％）、
商業が11.3％（同9.7％）、
財政・資金貸付が10.9％（同3.4％）、
宿泊・飲食サービスが11.5％（同3.3％）、それぞれ成長した。
この４業種を合わせるとGDPの26.3％に当たり、
これが、ハノイ市のGDP成長率を支える結果となった。
ただ、財政・銀行業、輸送・郵便の第２四半期の成長率は、
第1四半期に比べると減退傾向にある。

また、旅行業の売上はこの上半期20.7％の増加となった。
ハノイ市を訪れた国内観光客はこの6ヶ月で370万人に達し、
前年同期比3.9％増となった。
6月の海外観光客は前月比減となったものの、
今年６ヶ月で615,300人となり、
前年同期比11.4％増となった。

輸出については、上半期の輸出総額は425,900万USD で、
前年同期比17.2％増、年次計画の14％を上回る結果となった。
ただ、輸出成長は減退傾向にあり、
第1四半期の28.1％に比べ、
第２四半期は11.8％とかなり低い数値となっている。

その他、ハノイ市への外国直接投資は引き続き回復傾向である。
新規投資案件、及び増資案件は162件、
申請投資総額は8億9,180万USDで、
前年同期比6.8倍増となる。
そのうち、新規投資案件は125件（申請総額：4億2,010万USD）、
増資案件は37件（増資総額：4億7,170万USD）となっている。
実施額は3.7億USDで、前年同期比46％増となる。

ODAの実施額は約1.100兆VNDと予測されており、
年次計画の1.5倍となる。