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2011年12月05日

好調ベトナム旅行分野 年次計画達成間近


国内旅行業界は、年末に入り好調な業績を収めていることで、
年間計画を達成する可能性が高まってきた。


文化情報省旅行総局によると、
今年11月までに、ベトナムを訪れた外国人は540万人以上で、
前年同期比17.8%増加となっている。
この調子であれば、
今年の年次計画である550万人は達成できる見通しだ。

上記業績は旅行業界の努力をよく表している。
2011年10月までは、外国人旅行客は480万人であったのが、
1月後には、約50万人の増加となった。

旅行客数の増加だけではなく、旅行の質も大きく改善され、
特に長期滞在を目的で来る観光客が増加傾向にある。
そのため、宿泊サービスが重要な課題になってきている。

11月一ヶ月で、外国人観光客は374,000人、
前年同期比52.1%増となった。
また、ビジネス目的の外国人も101,500人で、
14.3%増となっている。
その他、親類を訪ねるため訪れた外国人も99,000近くとなり、
98.7%増加となった。

各地方の旅行関係機関も、ツアーの質的向上に力を入れており、
4つ星や5つ星のホテル利用も増加している。
Khanh Hoa省文化スポーツ観光局によると、
4~5つ星ホテルの客室稼働率は現在、
平均65%に達しているという。
また、3つ星ホテルの稼働率は平均57%とのこと。

11月は、世界各地からベトナムを訪れる外国人の多い月であった。
特に、カンボジア 63.3%増、中国 53.3%増と多く、
マレーシア 12.1%、日本 8.9%、韓国 7.4%、
台湾 6.2%、フランス 4.5%、オーストラリア 3.9%、
アメリカ0.3%それぞれ増加となった。
タイからの観光客数は前年同期比18.6%減となったが、
その原因は主に、タイ洪水の影響である。

主な渡航手段別で見ると、
11月、飛行機でベトナムを訪れた外国人は514,000人に達し、
年次計画全体の84.02%を達成した(2010年同期比47.6%増)。
また、船で来た外国観光客は7,600人を超え、
全体の1.25%を占めた(前年同期比90.7%増)。
車両で国境を越えた外国観光客は90,150人で、
全体の14.73%を占めた(前年同期比18.6%増)。

旧正月に向けてVietnam Airlinesは、
新たに846便を増発、
乗用者数の多い上位便に、新たに155,600席を提供することになる。

今年も残すところ1ヶ月となったが、
旅行業界はこの好調を受け、
2012年の新計画を積極的に展開し、
2015年の目標(外国人観光客750万人の達成、国内観光客3,500万人の達成と、
売上80億~90億USD、GDPの5~5.5%を占める)達成に向けて
新たな対策を実施していくことになる。



Vneconomy.net  2011年12月5日

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