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2012年03月15日

競争力は最低ランクのハノイとホーチミン ~EIU調べ~


このほど、EIU (Economist Intelligence Unit)は世界各都市の
競争力を分析した。ハノイ市とホーチミン市は競争力が最も低い
20都市にランクインする結果となった。


評価対象120都市のうち、ハノイは104番目、ホーチミン市は109番目で、
100点満点中ハノイ市が38.8点、ホーチミン市は36.5点に終わった。

トップ5はニューヨーク(71.4点/1位)、ロンドン(70.4点/2位)、
シンガポール(70点/3位)、次いで香港とパリ(69.3点/同率5位)。

また、ワースト5はテヘラン(27.2点)、ラゴス(27.6点)、 ダッカ(27.7点)、
ベイルート(30.6点)およびアレクサンドリア(31.8点)だった。

EIUの評価は経済力、有形資金源、金融市場の発展、体制力、社会文化の特徴、
人材、自然・環境のリスク、国際的魅力等の要素の分析に基づいている。

アジア太平洋地域の44都市中でも2つの都市は高く評価されておらず、
ハノイ市が36位、ホーチミン市は39位となっている。アジア太平洋地域では
シンガポールと香港、そして東京の評価が最も高かった。

EIUによると、この調査は対象となった都市の規模と経済的重要性に基づいて
行われ、これらの都市は人口100万人以上で2008年のGDPが200億USD以上を
達成している。

ハノイ市は競争力こそ高く評価されなかったが、最も経済力のある30カ国には
含まれている。これはGDPの総額と都市成長率に基づくものである。
この評価でハノイ市は香港と並んで20位にランクされており、ポイントは
43.8となっている。

同報告書によると、ハノイ市は2010年~2016年のGDP成長率が年間平均で
10.2%に達している。

最も大きな経済力を持つ都市のトップ3は中国が独占した。

EIUによると、今回の評価対象となった120都市は世界経済に大きな影響を
持っており、2008年にGDP 20.2兆USDを達成し、全世界の29%を占めている。

Vneconomy.net 2012年3月15日

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