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2012年04月09日

ベトナム小売市場 順調に発展


ベトナム小売市場は変革の時期に来ている。
大都市で暮らす消費者は特に、
スーパーマーケットや、ショッピングセンターで
買い物する傾向に変化してきている。


4月5日に発表されたSavills Vietnamの最新報告によると、
2012年第1四半期末の時点で、
ハノイ市の小売面積は66万平米近くに達し、
前年同期比で50%増、稼働率は高くて約90%に達するという。

Savillsは今後の3年で、さらに約160万平米に増加すると予測している。
いずれもHa Dong、Tu Liem、Thanh Xuan地区等、
ハノイ郊外で工事中の90不動産案件が増加予定地となっている。

駐ベトナムTaylor Nelson Sofres市場調査会社は、
ベトナムの消費市場の成長率は、アジア地域他の国を上回るといい、
2014年までに、その売上は年間23%伸長すると予測している。

Research and Markets の最新報告では、ベトナム小売市場は、
世界でも利益率の高い上位5市場の中の一つである、としている。
新たな販売ルートが、ベトナムの将来の消費市場開発にとって
重要な役割を担っていることを強調した。

商工省の統計によると、
この5年間で、ベトナム全国に開設されたスーパーは300箇所、
ショッピングセンターは62箇所、
コンビニエンスストアは数千店舗に上る。
Saigon Coopmart、 Hapro、Intimex等が良く知られている。

その他、外国小売会社もベトナム市場進出の機会を探っている。
なかでも、日本のイオングループは複数のスーパー、ショッピングセンター等の
小売ネットワークを開設するため、既に準備をしている。

韓国のLotte、Emart、フランスのMetro、Casino、
マレーシアのParkson、オランダのECCも等世界でも知名度の高い小売会社も、
ベトナム進出の機会をうかがっている。

専門家の予測によると、ベトナム小売市場の規模は、
2012年に1,130億USDに達すると予測されている。

商工省の発表によると、2011年の小売総額は1.994兆VNDで、
前年同期比29.3%増であった。
これは、経済状況が停滞しているなかで、まず目覚ましい成長と言って良いだろう

経済が停滞した2011年、小売市場の規模は、900億USD近くに達し、
GDPの15~16%に貢献するまでになった。
市場規模はこれまでに段階的に発展してきており、
8,700万人の需要も徐々に増加してきている。

商工省の2012年の計画の中で、
小売分野開発の最優先課題は、販売ネットワークの開発、
日用品調達ルートの確保、新型の販売ネットワークを広げること、である。

2012年のベトナムの小売市場の開発方針は安定した発展と、
外国小売企業との競争力の確保である。



Vneconomy.net 2012年4月9日

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