ブルーチップ ベトナム投資ニュース

Tran Dinh Tuong－ニューヨーク在住

Tuong氏は1932生まれ、今年5月6日に亡くなった。
彼はベトナム人として世界一の富豪であった。
亡くなった当時の財産は、約12億USDである。

Tuong氏はニューヨークのOperaホテル、
Carterホテルから起業した。

現在、Tuong氏家族が所有するTran Group Management LLCが、
アメリカ北東部にあるホテルネットワークを経営している。
例えば、Quality Inn Downtown、Best Western（Baltimore）、
Lafayette Buffalo NYなどだ。
現在、LLCグループがボルティモアで250室を有するホテルを、
フィラデルフィアのMarket通りに200室を有するホテルを建設中だ。



その他にもLLCグループは、
ベトナムでの投資も積極的に行っている。
ボルティモアではベトナムショッピングセンターを経営しており、
このセンターは、アメリカと取引したいベトナム企業に協力して、
ベトナム製品をアメリカに輸出できる環境を整備している。

Trung Dung－アメリカのIT長者

Trung Dung博士は1967年に生まれの、IT技術者である。
Dung氏の財産は約10億USD。

1985年の渡米時、Dung氏の所持金はわずか2USDであった。
しかし15年後、OnDisplayソフトを18億USDでVignette Corpに売り、
一躍億万長者となった。

Dung氏の成功は、IT業界でも良く知られており、
Forbes、Fortune、Financial Times、Wall Street Journal等の
有名報道機関にも彼の記事は掲載された。
また、CBS記者Dan Ratherの「American Dream」の本にも掲載されている。



1988年、彼はボストンのマサチューセッツ大学の
コンピューターサイエンス・応用数学学部を卒業した。
その後大学院に進学するも、母親の病により一度帰国している。
1992年、コンピューターサイエンス専攻の博士号を取得。
ちなみに彼の妻は、スタンフォード大学の癌学部の卒業生である。

1996年にDung氏はOn Display社を設立した。
この会社は1999年代に、最も成功裡にIPOを行った会社の1つである。

2005年、Dung氏がV-Home Groupを設立。
この会社の参加メンバーはアメリカで成功した在外越人で、
誰もがベトナムへの投資を希望している。

Nguyen Van Hien－ドイツ在住

ドイツで有名なベトナム人といえばHien氏で、彼も巨大な資産を所有している。
その中には、ベルリンにあるDong Xuanショッピングセンターがある。
ここでは、多くのベトナム人が売買を行っている。
ドイツ企業の多くがこのセンターの買収を熱望しているものの、
Duc氏が売却する気配は薄い。



またDuc氏は、ベルリン市リヒテンベルク地区で経済文化センターを整備するため、
3千万EURの投資を行った。
ここでは、ベトナムの伝統文化や、食文化が宣伝される予定である。

Darunee－タイ在住

Darunee氏は、タイ有数の大学チュラーロンコーンUniversity会計部を
優秀な成績で卒業後、タイ在住の中国人と結婚した。
その後夫婦で、タイでのビジネスを展開し始めた。

わずか数万バーツの元手から起業し、
5年後にはSenatorエアコン会社を設立、
その時点でDarunee氏は30歳であった。



無名メーカーであったが、数年後にはタイ国内でも知られるようになり、
現在は売上年間5億バーツ、社員は数千人にのぼるという。
その他、Darunee夫婦はタイの大手エアコンメーカー数社にも投資している。

Darunee氏によると、ベトナム戦争時代、
タイとベトナムが外交関係をまだ樹立していなかった頃、
タイに住むベトナム人は、誰もが故国を心配していたという。
その時Darunee氏は「勇気あるベトナム人」と呼ばれていた。
Darunee氏はどこに行っても
「私はベトナム人であり、ベトナム人であることに誇を持っています。」と言う。