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2012年12月03日

越欧FTA 期待と不安


ベトナムとEUの自由貿易協定(FTA)は、現在交渉の段階で、
2014年に締結される予定となっている。
越欧FTAは国内企業に対して多くの貿易チャンスを与えることになるが、
その分の課題も山積している。


EUは、ベトナムにとって大きな輸出市場である。
主力は、皮靴、繊維・縫製製品、農水産物などだ。

ベトナム税関総局の統計によると、
今年10月までで、EUはベトナム製靴の最大の輸出先となっており、
今年の取引額は既に20億USD前後、前年同期比2.2%増となっている。
これは、ベトナムの靴製品輸出総額の35.7%を占めている。
その次は繊維・縫製製品と水産物の輸出額が、
それぞれ19.8億USDと9.5億USDとなっている。

11月18日、Can Tho市で
「ベトナム・EU貿易投資促進セミナー」が開催された。
その中で、メコンデルタ地域からの対EU輸出額が
2.35億USDに達することが発表された。
中でもTra魚の輸出額は1.55億USDで、
残りは他の農水産物や工芸製品となっている。

EUは、27ヶ国が加盟する経済団体で、世界のGDPの20%を占めている。
経済も大きく発展しており、輸入能力が大きくニーズも多様である。
現在EUは、ベトナムにとって第2位の貿易相手である。
越欧FTA締結後は、EUに輸出されるベトナム製品のうち、
60%が免税となる予定。

ただ、ベトナム経済の専門家は、
このFTAは、ベトナム企業にとっても大きな挑戦であり、
国内企業は新しい環境に適当するため、
多くを変えていかなければならないだろう、と評している。

ベトナム経済は、基盤の弱さがまだまだある。
国内外に問題が発生すれば、簡単にその影響を受けてしまう。
特に、この5年はその傾向が顕著だ。
また越欧FTAは、ベトナムとEUだけの問題には留まらない。
他のアジア諸国との競争にも勝たなければならないのだ。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2012年12月3日

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