ブルーチップ ベトナム投資ニュース

他の不動産市場は需要が少ないが、
中心部の小売用における不動産市場は需要が大きく、
使用料も値上がり。供給が需要に追い付いていない。

中心部の小売用場所の供給源は、主に、
新設ビル内のショッピングセンターである。
近頃、ホーチミン市の中心部でのビルの建設が少なく、
ビルの面積の一部しか小売用のスペースとして提供されず、
残りは企業、住宅用として利用されているため、
この供給源が需要に対応できていない。

CB Richard Ellis ベトナム有限会社 (CBRE) の統計によると、
年初から中心部の小売所の利用料は約3％値上げとなったが、
空きがなく、利用料も1平米当たり月100USDほど上下している。

有名なショッピングセンターにおいては、使用料が
1平米当たり月200USD～250USD値上がりした場所もある。
ホーチミン市場の需要が非常に大きく、引き続き
増加していることを現している。

供給源不足のため、Vincom Centerは開業直後に
小売用のスペースの利用希望者があふれ、
全スペースが埋まった。
人民委員会の事務所に隣接しており、
利便性にも富んでいることが、主な原因とみられる。
今では、供給源が非常に不足している状況である。

不動産投資家はこのチャンスを利用し、自らの商品を
できるだけ早く市場に参入させることを望んでいる。
今後、間もなく完成するBitexco Financial Tower、
Saigon M&C Tower等のビルが中心部に建設されるため、
供給源が増加する。

その他、Everich、Saigon Pearl等のビルも
ホーチミン市ショッピング中心部周辺に間もなく完成予定で、
小売場所の不足状況が、今後改善される見込みとなっている。

CBRE、Savills等の不動産市場管理・研究会社も、
小売用場所が中心部から周辺及び郊外に移っている、としている。
CBREの統計によると、ホーチミン郊外の小売用場所の利用料が
値上がりしていて、昨年の第4四半期より1％～4％アップした。

多くの投資家によると、中心部の利用料が高すぎるので、
小売用の場所がホーチミン市周辺に移ることにより
中心部に与える圧力を減らすことができる。

その他、Phu My Hung住宅団地等のホーチミン市の
周辺地域へのアクセスのインフレ整備も充実し、
もうすぐ完成する予定のショッピングセンターの
インフラ整備が良好なため、高級小売需要に対応できる。
また、この地域は借用料が高くなく、中心部の1/2しかない。
場所も然程不足しないため、長期的な投資に適している。