ブルーチップ ベトナム投資ニュース

同社の調査結果によると、
2010年第3四半期末までのハノイ市には
8つショッピングセンター、2つの卸センター、
3つのスーパーマーケット、
80箇所の市場・電気製品販売センターがあり、
トータルの面積約37万4千平米のうち
ショッピングセンター用面積は
10万1千平米である。

Tran Duy Hung通りに面する
Hanoi Grand Plazaは
第3四半期にオープンした
6つ目のショッピングセンターで、
追加で1万6千平米が供給された。

調査によると、
ハノイ市の小売センターは
大きな道路に面する店舗や、
伝統的な市場に位置する方式で
オープンされてきたが、
徐々に現代化されている。
ただ、ハノイ市の現代化はホーチミン市と比べ
遅れている。

Trang Tien Plaza、Vincom　City Tower、
Vincom　Galleriesなどの中心部に位置する
大規模のショッピングセンターは殆ど
空きがない状況である。

現在、ハノイ市の
ショッピングセンター活用率は平均93%。
特に、Grand Plazaセンターは
オープン2ヵ月後に活用率が90%に達した。

賃貸料は場所によって
1平米当たり20USD～120USDで変動している。
上階の料金は下階より高く、
使用面積によって料金も変わってくる。
広くなるほど1平米当たりの単価は
安くなる傾向にある。

また、小売スペースの使用期間も
以前の2～3年より延長している。
例えば、Cushman & Wakefield は
Keangnam Hanoiの代理で
顧客に小売用の面積として1万1千平米を
40～50年間、1平米当たり平均10USDで
貸し出す予定だ。
短期利用料金は1平90USD～150USD。

今後の供給源については、
第4四半期にはPicoショッピングセンターと
Hang Da市場が完成するので、
追加で3万3千平米が供給される。
今から2013年までには約100万平米の
小売用スペースが市場に供給される。

また、現在、建設中の所は
中心部と離れているので、使用料は高くない。
例えば、Royal City (20万平米)、U-Silk City (14万6896平米)、
Ciputra Hanoi Mall (12万平米)、
Keangnam Hanoi Landmark Tower (6万2786平米)、
Savico Shopping Center (6万平米)である。

Cushman & Wakefieldの予測によると、
将来、伝統的な市場がなくなり、
現代的なショッピングセンターと
卸センターが流行する。
これらの施設はハノイ市民だけでなく、
ハノイ周辺エリアの住民も利用するので、
小売用スペースへの需要は依然として高い。