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2010年12月18日

ベトナム最大の石油精製工場建設、日本企業が交渉権を獲得


Thanh Hoa省最大の石油精製工場の建設をめぐって
日本のJGCグループを含む5社で構成する合弁会社が
契約交渉の権利を獲得したことがわかった。


この合弁会社はJGCとChiyodaグループ(日本)、
Technip(フランス)、SK及びGS(韓国)の5社が設立し、
建設契約の締結は2011年2月末に行われる予定で
Saipem S.p.A(イタリア)を抑えての交渉権獲得となった。

なお、同計画の投資主はPetro Vietnam (ベトナム石油公社)、
出光興産ならびに三井化学(ともに日本)、
Kuwait Petroleum International Ltd(クウェート)の4社である。

Bloombergの発表による各社の保全割合は、
出光興産とKuwait Petroleum International Ltd.が35.1%ずつで
Petro Vietnamは25.1%、三井化学が4.7%となっている。

工場の建設地はThanh Hoa省で投資総額は約80億USDの予定。
この資金には港や他のインフラアクセス建設経費が含まれている。
また、投資資金の30%~40%は投資主が出資しており、
残りは国営銀行と民間銀行の借金で、JBIC(日本の国際協力銀行)も
同計画に対する資金の貸し付けを行う予定だ。

計画によれば石油精製工場の完工は2014年となっており
精製能力は1日あたり20万バレルが想定されている。
精製用の原油は大分中東諸国から輸入される。

同工場の主な製品はガソリン、ディーゼル、灯油に飛行機の燃料、
そしてポリプロピレンであり、ベトナムにおける石油関連製品の
国内需要3分の2に対応が可能とされている。


Vneconomy.net 2010年12月17日

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