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2012年03月01日

訪越間近 ベルギー経済の代表団


ベルギー企業300社の代表団が3月11日から16日まで調査の目的で
ベトナムを訪問する予定となっている。これらの企業は水・廃棄物管理、
交通運輸、港、ロジステック、医療などの分野で活動している。
今回の訪越では約40件の契約締結が予定され、中小企業資金支援基金も
設立されることが見込まれている。


今回の訪問はPhilippe大使とDidier Reyners外務大臣をはじめ、
各分野を担当する3名の大臣とベルギー企業300社の代表者が参加し、
ハノイ市とホーチミン市を訪問する予定。訪問の目的は両国の経済社会関係、
技術協力関係を促進させることである。

Bruno Angelet 駐ベトナムベルギー王国大使によると、これはベルギー企業の
ベトナムにおける活動を実現するためのチャンスであり、ベトナムの企業と
ベルギーがパートナーになる機会でもある。

Philippe大使は訪問中の1週間でベトナム政府要人との会談をはじめ、
Dinh Vu工業団地の訪問やベルギー企業とベトナム企業の契約署名式への出席、
さらには大学を訪問する予定となっている。

また、代表団はベルギーが「どのように交通運輸施設、ロジスティック、港の開発を
行っているのか」、「どうやって水と排気水を処理したか?」、「農食品加工技術・
水産養殖」、「良質な医療サービスを適切な料金で提供-ベルギーの経験」の
4分野でセミナーを開催する予定である。

Bruno Angelet大使によると、ベルギー側は中小企業や新設企業を中心に支援を
希望しており、年内に中小企業を対象とする資金支援基金を設立する予定である。

ベルギーとベトナムは1973年に正式な経済政治協力関係を樹立した。
以来、両国間の貿易活動は急速に発展し、ここ10年間で貿易額は2倍に増加した。

ベルギーは毎年ベトナムに2.75億USDの製品を輸出し、8.48億USDの商品を
輸入している。

ベトナムに輸出されるベルギーの製品は化学物、薬、機材、鉄、金属が主で
ベトナムからは靴、繊維・縫製製品、野菜等が輸出されている。

ベトナムに対するベルギーのFDI総額は約1.08億USDで、主な投資分野は
医療、港管理、バイオテック、衛星技術、排気水の処理となっている。
このFDI額にベルギーの香港支部、シンガポール支部の投資額は含まれていない。

現在、ベルギーはベトナムに対して毎年2,500万USDのODAを供給している。
ベルギーのODAは主に水源管理、教育管理、人材育成奨学金等の分野に導入される。
ベルギー側は今後も引き続きベトナムへのODAを拡大することを約束した。

サイゴンエコノミックスタイムズ  2012年3月1日

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