ブルーチップ ベトナム投資ニュース

交通省は首相に対し、
今回の選定に当たって、特殊な入札ルートを提案している。

それは、Vietnam Airlinesが提示した8つの海外機関が、
財務省のコンサルティング会社リストに入っていなかったため、
交通省が首相に対し、入札参加者の認可を要請している、ということだ。

Vietnam Airlinesの民営化が、当初の計画から遅れた主な原因は、
コンサルティング会社選定の段階で、
トラブルが発生したためである。
現行の規定だと、入札参加者は、
財務省のリストに掲載された機関でなければならない。
ただ、国内のコンサルティング会社では、
航空産業という特殊な分野の企業価値を、
確定させることができないうえ、
国際基準に基づいた策定を行うことも難しい。

その他、コンサルティング会社に支払う金額も、
5億VND以下と制限されているが、
航空会社の価値を確定させるには、数百万USDが必要となる。
こうした料金の決定は、Vietnam Airlinesではできないため、
交通省が政府に要請せざるを得なくなったのだ。

Vietnam Airlinesは、外国航空会社の例に倣い、
コンサルティング料として390万USDを提示した。
入札ルートを減らすため、
海外機関は、国内企業と提携する必要がある。