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2009年06月11日

Vinacomin3兆ドンの債券発行


ベトナム石炭工業・鉱山グループ(Vinacomin - TKV)と
Citibankベトナムは1.5兆ドンの債券を発行した。


 
2007年に第1回目の債券発行が行われ、
1.5兆ドンの債券が発行された。
つい最近、ベトナム石炭工業・鉱山グループ
(Vinacomin - TKV)とCitibankベトナムは、
第2回目の債券(1.5兆ドン)を発行したことを発表した。

以下はTran Xuan Hoa-Vinacomin社長に対する
インタビューの内容である。

Q:今回は、ベトナム経済及び外国経済が
まだ難航している状況にも関わらず、
Vinacominは2回目の債券を発行した。
今回の成功の要因は何か。

A:我々はCitibankベトナムを
唯一のコンサルティング会社として選択した。
2007年、第1回目のVNDの債券を発行し、
発行総額が1.5兆ドンであった。

1回目の成功により、今回の2回目の発行も
Citibankをコンサルティング会社として選んだ。

第2回目の発行では購入申請数が売却数を大きく超え、
大成功となった。
今回の発行も債券市場最大の取引である。

Vinacominはベトナム最大の石炭開拓・加工会社であり、
世界中のAnthraxit石炭産量の90%以上を供給すると共に、
様々な分野で営業活動を行っている。
主な営業分野は石炭、鉱山、電気の生産・販売、機材製造、
セメント生産、建設資材の販売等である。

Citibankはコンサルティング会社として、
第2回目の債券発行がVinacominの要望に
応えると共に、投資家にとって魅力的な
投資案件になることを中心にコンサルティングした。
Aグループの債券は1,170ドンであり、
最初の2年間で金利が確定されるが、
残り3年の金利は市場に合わせて調整される。
Bグループの債券は3,300億ドンであり、
金利は年間10.5%で確定される。

2007年に行われた第1回目の発行は1.5兆ドンの額を有し、
期限が10年、金利が年間9.5%で確定された。

Q:Vinacominは第1回目の発行で調達された資金を全て使ったか

A: TKVは現在と将来のベトナム経済の発展に対し、
極めて需要な役割を持っている会社である。
従って、Vinacominの投資資金の需要が段々大きくなる。
特に、2000年よりTKVは現代技術の機材を整備、
技術を改善、石炭開拓、熱力発電、Alumin開拓・加工、
鉱物の開拓・加工等の工業分野で生産チェーンを現代化している。
また、TKVは年間300万トンの生産能力を有し、
石炭鉱山を建設、開発するために力を入れている。
また、1,500MWの生産能力を有する熱力発電工場6箇所を建設し、
政府の熱力発電計画を実施している。
第1回目の債券発行により調達された資金は石炭鉱山の開発、
熱力発電案件、鉱山案件の開発計画に使用された。



Vneconomy.net  2009年6月10日

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