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2010年05月17日

SCIC Tien Giang社の換金は不法か


SCICが不法でTien Giang旅行株式会社から換金することは、
外国投資家の所有率と関係するか。


近頃、Tien Giang旅行株式会社の民営化
及び所在の国有資金の売却に関する反響があった。
同社は、100%国営企業から民営化され、
現在、100%民間企業となっている。

同社はそもそも国営企業であったが、2005年に民営化された。
2007年5月17日、国家資金投資運営公社(SCIC)が
Tien Giang旅行会社の国有資金を受け取った。
SCICが換金した時点の、2009年3月に
同社の資本金は70億VNDであり、株主42人。
その時点ではSCICが30%を所有していた。

注目すべき点は、SCICの換金に関する入札が終了した後、
Tien Giang旅行株式会社における外国投資家の所有率が
60%になったことである。

2009年3月まで、同社の94%の株式が、
Hoang Kieu氏とその親族により保全されていた。
同氏はアメリカ国籍で、30%を保有した。
同婦人のDao Thi Lan Phuongが34%を保有、
息子のHoang Sammy Hungが30%(SCIC株式の30%を全て落札)を
保有していた。

ここで生じる疑問は、同氏とその息子が60%の株式を
所有することが不法ではないのか、ということである。
Tien Giang旅行株式会社におけるSCICの換金が、
60%の所有率の原因となったことが不法になるのか。

SCICによると、2007年5月17日、
SCICはTien Giang省人民委員会から
Tien Giang旅行株式会社の国有資金を引き受けた
(70億VNDの資本金のうち、21億VNDが国有資金)。

100%国営企業の分類基準に関する
2007年3月20日付政府決定No.38/2007/QD-TTgによると、
Tien Giang旅行株式会社は、旅行分野で活動しており、
国有資金を保有する必要がない対象者となっている。

SCICは「公開入札を通じて換金し、
現行の規定を厳守した」と述べた。

外国投資家の所有率について、外国投資家が公開入札を通じて
Tien Giang旅行株式会社の株式を購入するというのは、
「ベトナム企業における外国投資家の所有率の
上限に関する規定」に則っている。



Vneconomy.net 2010年5月17日

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