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2010年08月06日

越銀行 貸出活動の利益急増


年初6ヶ月の会計報告書によると、高い黒字を出した銀行が多かった。
中でも、特に資金貸出による利益が、
前年同期より急増しており、銀行全体の利益の中でも高い割合を占めている。


年初6ヶ月、
ベトナム輸出入銀行株式会社(Eximbank)の、
税引後利益は、8,230億VND近くとなり、前年同期比15%増を記録した。
中でも、累計6ヶ月の、貸出金利からの純収入は1,155兆VNDに達し、
前年同期比26%増、銀行の活動全体の総収入の、
80%以上を占める結果となった。

一方、同行のサービス活動による収入は1,140億VND以上、
前年同期比50%増となったものの、
全体の総収入の8.4%を占めるに留まった。

専門家は、こうした現象の理由について、
相対取引金利制度の適用の成果である、としている。
最高貸出金利が、基本金利の上限150%を超える場合もあるが、
2009年には、消費用貸出金利が、
生産営業活動に対する金利と同様であった。

また2009年は、資金貸出活動からの収入が非常に低かった。

さらに、今年前半は、VND貸出資金の成長率が低かったが、
外国通貨の貸出成長率は非常に高く、
2009年末から27%増となっているため、
貸出金利による収入が2009年から大きく増加する結果となった。

Vietcombankの会計報告によると、
年初6ヶ月の税引後利益は、2.146兆VND、前年同期比8.7%増となった。
また、同行の貸出金利からの純収入は、
前年比40.7%増の、4.19兆VNDに達した。
サービス分野からの収入は全体の15%に留まった。

民営化したばかりの Vietinbankも、業績発表を行っている。
年初6ヶ月の税引前利益は、2.662兆VNDで、
年度目標利益の66%に達したという。

Sacombankの場合、
税引後利益は約50%増となる、1.029兆VND。
中でも、資金貸出活動からの純利益は30%近く成長したが、
一方のサービス分野の売上は19%の成長率に留まった。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2010年8月6日

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