ブルーチップ ベトナム投資ニュース

Dragon Capital のDominique Scriven 専務は「ベトナム政策の策定は
この数年間で何度も変更されたが、現在、正しい方向で適用されて
経済の発展に効果的なものとなっている。
ベトナム証券は価格が下がって安くなっているため、市場の回復に大きな
期待が寄せられている」と続けた。

Bloombergの統計では年初から現在までに、VN-Indexが約15％上昇し、
アジア地域でインドと香港に次いで3番目の急速上昇を示した市場となる。
これはインフレ上昇の緩和と国家銀行の金利低下による影響である。

Scriven氏はベトナム証券のPERが10倍～12倍になることが
適切であるとしている。だが、Bloombergのデータでは1月10日の時点で
ベトナム証券のPERは6.9倍まで下がり、価格は2008年11月以降で
最低となった。現在、ベトナム証券のPERは8.65倍まで上がっており、
昨年のベトナム証券市場は時価総額が27％に減った。

ScivenのVietnam Growth Fundは年初から現在までで14.4％の利益があり、
Bloombergが関係する18の投資ファンドで2番目となっている。

Scriven氏は「第2・第3四半期にインフレが10％以下に抑えられれば
証券市場が大幅に上昇すると期待している。年末のインフレ上昇率は
8％～9％なので金利も相当に下がることが予測される」と述べた。

1月はベトナムのインフレが下がり始めて5ヶ月目であり、この10ヶ月で
一番の低下を記録した。Standard Chartered VietnamのLouis Taylor社長も
今年のインフレが10％以下になると考えている。