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2012年03月12日

タイの投資ファンド ベトナム不動産に熱視線


タイ:バンコクに拠点を置くTrinityホールディング会社は、
先日、東南アジア地域の各安資産投資専用ファンド(3,000万USD)
を開設した。なかでも特に注目を集めているのは、
ベトナムの不動産である。


この投資ファンドの方針は、
急速に下落した資産を買収し、後に高く売ることである。

記者会見でOliver Smith-Trinity投資専務社長は、
ベトナム市場を特に注目していることに言及し、
新設ファンドは、ベトナム中心で投資が行われる、と述べた。
氏は、ベトナムには投資チャンスが沢山あると考えているようだ。
2000年、多くの外国投資ファンドが高価格で
ベトナム不動産を買い漁ったことがあった。
しかし現在、財政状況が困難になっているため、
撤退を考えるファンドも多く出てきている。

ベトナム不動産市場の低迷が、
Trinityにとってはチャンスととらえられている。

Trinityはバンコクとカンボジアにオフィスを持っている。
この会社はもともと、東南アジアを中心にアジア各国に投資を行っている。

現在、Trinityの新設ファンドは、
富裕層を中心に、すでに1,500万USDの出資の約束を取り付けている。
Smith氏は毎年500万~1,500万USD規模の取引を、
3~4件実行することが出来れば、と期待をしている。

Smith氏は、現在、多くの投資ファンドが、
急落したベトナム不動産を保有しているが、
活動期限が迫る中、資産の売却を希望する者が多いと見込んでいる。

ただ、国によって規定が違うため、
外国投資ファンドは資産売却後、直ぐに資金回収できるわけではない。
そのためTrinityは、これらのファンドの親会社を買収し、
再構成後、不動産の資産を売るのだという。

Trinityの新設ファンドは、
毎年投資家に対して15~20%の利益を分配することを目標としている。
ベトナム以外に、タイやカンボジア、
インドネシアでも投資機会を探しているという。



Vneconomy.net  2012年3月12日

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