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2012年04月12日

ベトナムのGDP成長、2012年は5.7% ―ADBが発表―


ADBは精算勘定について2012年にGDPの1.5%に相当する赤字、
2013年では2.2%に相当する赤字を予測しており、その原因は
輸出額の減少としている。


4月11日の朝、ADB(アジア開発銀行)はハノイ市において
2012年におけるアジアの発展とベトナム経済の展望に関しての
報告書を発表した。

ADBはこの報告書の中で2012年のベトナム成長率が5.7%、
2013年には6.2%を達成すると予測した。適切な財政政策の実施が
維持できればインフレを10%以下に抑えられるが、2013年は
11.5%まで上昇するとの予測が、経済成長および食料品価格の
上昇という見解と共に明らかにされた。

ADBの専門家によると、銀行金利の早期引き下げがVNDに対して
圧力をかけ、マクロ経済の安定に向けた努力を衰退させると同時に
投資家の信用にも影響を与える。外貨の準備資金は一部が回復したが
未だに低いため、外部から障害を被りやすい。

近年における資金貸付の成長や2011年の財政政策の実施により、
証券と不動産の市場が大幅な下落を見せたため、銀行に対しての
圧力が増大している。

ADBベトナムのTomoyuki Kimjura副社長は「銀行分野における
安全性確保を優先しなければならない。長期的には多様で効果的な
金融システムを整備する必要があり、それなしでは年間7%~8%の
経済成長目標に対応できる資金が調達できない」と述べた。

Vneconomy.net  2012年4月12日

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