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2011年05月20日

原因はどこに? ~中国からの超過輸入を探る~


昨年末、中国はベトナムにとって最大の貿易パートナーになったが、
越中間の取引の実情には様々な問題が存在している。


ベトナムでは2011年の第4四半期末までに、中国からの超過輸入額が
41億USDとなり、ベトナム全体の超過輸入額のうち84%を占めている。

ベトナムの国内市場で販売されている中国商品は、その数量を徐々に
増やしている。このうちの大多数は日用品、機材、設備等の製品である。

ベトナム市場に参入している中国企業は、主に電力、石油、機材製造、
鉱山採掘、化学物加工等の分野で活動している。これら「上流工業」の
大規模な投資案件で落札された企業は主に中国企業であり、投資主は
ベトナム経済の柱とも言える国営企業である。

仮に中国の請負者が、大量の資材や素材をベトナムに導入させた場合、
ベトナムは中国にとって最大の輸入国になってしまう。

さらに、中国の通過元を越中貿易で清算手段として使うことに関する
交渉が継続中だが、それはベトナムにとってのデメリットとなる。

中国による100USDの輸入額は、そのうちの25USDが機材となっており、
70%は中間商品である。これらはベトナム国内を対象とする日用品を
生産するために輸入されたものである。


Vneconomy.net  2011年5月20日

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