ブルーチップ ベトナム投資ニュース

中国では既に、1日1店舗オープンする勢いのマクドナルドだが、
ベトナムにはまだ1店舗もない。
これまでも、何回かベトナム視察はあったようだが、
いつベトナム進出するかは、まだ決定していないとのこと。

先週、マクドナルド社の支配人が再びベトナムを訪れたが、
今後の具体的な動きについては、明らかにされなかった。

マクドナルド社の代表は、
「我々は、アジア地域の幾つかのサービス会社を通じて、
　ベトナムでのフランチャイズ展開するためのパートナー企業を探している。
　計画では今後2年間のうちに、正式にベトナム進出する予定だ。
　1号店はホーチミン市に開設予定で、
　その後、ハノイ市にも進出する。
　将来的には、ベトナムで約100店舗は開設する予定だ。」と述べた。

マクドナルドは、世界119ヶ国に展開しており、
その全てがフランチャイズ方式で行われている。
同社が世界中に幅広く営業拡大できた重要な要素は、
この営業方式の輸出戦略である。
これがアメリカ市場で試験的に実施され成功を獲得した。

新規市場では、同社の品質管理に関する厳しい条件に対応できる
現地企業を探すのが難しい。
また、現地パートナー企業は、
同社の条件を満たすため、営業システム構築に多額の投資を迫られる。

ベトナム進出が叶ったあかつきには、マクドナルドは専門家を派遣して
現地人材を育成しなければならない。
運営者と現地社員に、充分な知識と技能を持たせることは必須である。

同社はその他にも、ベトナム政府関係機関と協力し、
公務員関係者に、ファストフード営業分野の経営技能も
身につけさせたい考えだ。