ブルーチップ ベトナム投資ニュース

スタンバイＯＫ

スターバックスのHoward Schultz専務社長がBBCに対して
2013年までにベトナムへの進出を果たしたいと述べたのは2011年。

同社の調査団は数年前からベトナムを視察に訪れている。
オーストラリアのコーヒー企業であるGloria Jeans Coffeeが
ベトナムで1号店をオープンした2007年1月を境に、スターバックスを
含む世界の有名なコーヒー企業がベトナムに進出する予測があった。
2008年にはThe Coffee Bean & Tea Leafがベトナムを訪れており、
翌年の2009年にスターバックスのベトナム進出が話題となった。

C&W ベトナムのChris Brown社長は、スターバックスは2012年中に
1号店をオープンし、来年にはホーチミン市の中心部に3店舗から
5店舗を開店させる計画があるとした。

C&W (Cushman & Wakefield Vietnam)の情報では、1号店が置かれるのは
New World（第1地区）近くの予定となっている。

現在、スターバックスはベトナムの各地方でパートナーを探している。

変化するコーヒーの趣味

ベトナムに進出を果たした有名なコーヒー企業がフランチャイズを通じて
進出した例にはGloria Jeans CoffeeがPhong Cach Song Viet株式会社と
提携したことやThe Coffee Bean & Tea LeafがViet Cafe有限会社との
提携によって進出したケースがある。

今後は「スターバックスをベトナムに参入させるのは誰なのか？」という
ことが注目を浴びるだろう。

コーヒーに対するベトナム人の好みは変わってきている。特に若年層は
Gloria Jeans Coffee やスターバックスなど、欧米系の店を好む。

また、ベトナム人は健康を考えているため、コーヒーも一般的なものから
ヘルシーなものへと嗜好が移っている。女性には現代的なカフェなどの
飲み物が人気だ。

これらの有名なコーヒー関連企業は需要も高いが、成長率はまだ低く、
Gloria Jeans Coffeeで6店舗、The Coffee Bean & Tea Leafが8店舗を
ハノイ・ホーチミンの両市でオープンにこぎつけた段階だ。