ブルーチップ ベトナム投資ニュース

企業改善実施委員会によると、2015年までに100％国営企業の
1,309社を改善する予定となっている。その中で、692社は引き続き
100％国営企業として維持され、573社が民営化、13社は解体または
倒産扱いとなり、31社が株式会社へと業態変更する。

100％国営の企業として維持される692社の中で284社は社会福祉。
これらは安全保障の分野で活動しており、408社が国家独占権分野で
活動している。例としては、出版、農業治水、排水などに加えて
電気生産販売分野も含まれる。

民営化予定の573社は1社が国営経済グループ、5社は国営公社(91)、
51社が国営公社（90）、そして1社が商業銀行である。
他には187の子会社、省直轄の89社、地方自治体直轄の239社がある。

これらの民営化計画実施後、2015年以降にベトナム全国では692社の
100％国営企業が44社の経済グループ（150子会社を管理）、387社の
地方自治体の企業、111社の省直轄企業が残る。

特に、銀行、財政、証券、不動産、保険などの分野で活動している
国営企業は2015年の時点でIPOを完了する予定である。

つまり、2020年のベトナムでは17社の100％国営のグループ200社が
国家独占分野で活動することとなる。