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2008年12月04日

赤字膨らむJetstar Pacific 


SCICは、Jetstar Pacificの毎月の損失額が、
平均200万ドル(340億ドン相当)に達するとの報告をした。
活動継続には来年1年間に、3,000万ドル~3,500万ドルの
追加資金が必要だという。

SCICは政府に対し、Jetstar Pacificが
2008年8月末までに5,000万ドル(8,000億ドン相当)の
損失を出したと報告した。

一部の外国人株主からは、同社の所有権を把握するため、
「赤字」を放置する、との意見もあった。
当然、このままでは赤字は膨らむ一方である。

首相に提出した2008年10月3日付SCICの
報告書No. 617/TCT - ĐT2からは、
Jetstar Pacific (JP)が、深刻な財政危機に瀕していることが分かる。

現在同社は、毎月平均200万ドル(340億ドン相当)を損失している。
日に換算して10億ドンを損失している計算となる。
さらに、「Jetstar」商標の使用料として、
年間300万ドルの支払いが必要となっている。

SCICの説明によるとこの赤字の原因は、
燃料の高騰と、VND/USDの為替レートの上昇、
(航空券販売をVNDで、燃料清算はUSDでする為)である。

また、空港使用税、燃料が高騰する一方で、
航空運賃をむやみに値上げすることもできず、
商標使用料も財政の圧迫に繋がっている。

その他、航空券価格に上限があったり、
航空サービスや燃料の供給ルートにも
独占権があるのも、経営環境としては厳しい。

SCICは、直ちに対策を講じなければ、
年末までにJPの活動用資金が底をつき、
Vietnam Airlinesから切り離された時と同様に
「倒産状況」となる、と分析している。

計画によると、外国戦略投資機関のQuantasは、
2009年4月、1,500万ドル(資本金9%)を新たに出資し、
所有率を27%に上げる予定だという。
2010年には、さらにJPの3%を買収するため、
500万ドルを出資予定。

ただし、QuantasはJPの経営状態が改善され、
収益を見込めるタイミングでしか追加出資しない、
と見られている。

そこで、SCICはJPの戦略株主に対し「特別措置」を申請した。

このままの計算でいくと、JPは来年1年間に
3,000万ドル~3,500万ドルの追加資金が必要となる。
そのため、JPの活動を維持のために、
株主に対して追加出資を求めているのだ。

2008年10月3日付報告書の中で、SCICは首相に
「Quantasの所有率を49%に引き上げる」ことを要請した。
これは政府議定No. 76/2007/NĐ-CP
(「航空会社における外国の所有率は49%以下である。」)
を超えることになる。

さらに、SCICはJPの所有率を25%から
35%に増やすことを要請した。

このSCICの動きは、ベトナム航空会社に対する
外国株主の勢力を強めることになるのでは、との不安も呼んでいる。
Quantasは、赤字継続方策によって、
JPの最大株主になることを目指している。

現在、Quantasの所有率はまだ18%に留まるが、
すでに、運営チームの11ポジションのうち、
7ポジションを掌握している。
JPの経営戦略を支配できるようになれば、
Quantasが、主導的にベトナム市場を開発することが可能になる。
それは、これまでどの外国航空会社も
実施できていないことである。
国内の航空各社は成り行きを見守っている。


Dan Tri紙 2008年12月4日


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