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2009年04月16日

簡単ではない証券会社のM&A


現在の状況において、資本金を3000億ドンに
増資することは証券会社にとって無理なことである。
戦略パートナーを探すことも不可能である。


また、新設でインフラ整備が充実していない小規模の証券会社は
M&Aについて考えている。
小規模の証券会社を買収する大規模の証券会社があるが、
この売買によって企業の組織、活動、
資本金が大きく入れ替わる可能性がある。

Doan Van Minh-Hai Phong証券株式会社(HPC)によると、
現在、HPCが数社の証券会社と買収の件について交渉している。
Minh氏によると、小規模の証券会社を買収する目的は
これらの会社の顧客ネットワーク、パートナー関係を利用し、
増資しやすくなる点である。
証券会社の買収に関する問題点は、
二つの会社を合併することは人材面の変更が容易ではなく、
買収の結果が両社の株主の決定による点である。
また、つい最近、国家証券委員会が証券売買関係機関間の買収、
合併に関するガイドライン案を作成したが、
正式に適用される期間がまだ分からない。.

3000億ドンの資本金を有する証券会社の社長によると、
倒産状況になった小規模の証券会社と合併するアイデアは面白いが、
各側の権利を確保するため、
特に取引口座を開設した投資家の権利を確保するため、
両側が具体的に協議する必要がある。
しかし、小規模の証券会社が大規模の会社と合併すると、
大証券会社が顧客のネットワークを拡大することができ、
小証券会社は倒産せず、投資家がリスクを避けることができる。
.
ただし、Le Ho Khoi-Trang An証券株式会社社長によると、
投資家が簡単に取引口座を閉めることができるので、
証券会社の状況が悪くなると、投資家が直ぐに反応し、
他の会社で取引口座を開設する。
従って、合併後、顧客のネットワークを
拡大できるという考えは正しくない。
非常に弱くなった証券会社は解体するべき、
合併が簡単と見えるが、実際複雑なことであり、
前提がまだない。

情報によると、数社の大証券会社が小証券会社の買収を考えているが、
他の会社はまだそこまで考えていないようである。
Ha Huy Toan-農業農村開発銀行証券会社(Agriseco)によると、
現在、右の会社が他の会社を買収する或いは合併する予定はない。
大証券会社が小証券会社を助けることは考えられるが、
2社の小証券会社が合併すると良い結果にはならない。
現在のベトナム証券市場の規模によれば、
30社の証券会社があれば合理的である。
100社も証券会社があると、
倒産になる会社が多数出てくるはずである。

Le Thi Mai Linh-Dong Nam A銀行証券会社 (SeABS)によると、
現時点では自分で自分のことを助けるのも
非常に難しい時期であるため、
他の会社を助けることは出来ないはず。
世界中では M&Aが普及しているが、
ベトナムではこの活動はまだ新しく、
法律面も充分に整備されていない。
商工銀行証券会社、Thang Long証券会社等の他の証券会社も
他の会社を買収、合併する計画はない。



証券投資紙 2009年4月14日

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