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2009年04月18日

ベトナムとインドネシア 東南アジアの上位国となる


今後、東南アジア地域での
各国のランキングは変動することが
予想される。
現在、上位に位置するタイに、
インドネシアとベトナムが取って代わることも
十分考えられる。


タイはまだ、混乱の時期から脱することができず、
インドネシアもSuharto大統領の時代の後、
経済回復までには
まだまだ時間が掛かりそうであるが、
現時点では、ジャカルタが
バンコクより発展することが期待される。

また、ベトナムの力は徐々に強くなり、
安定的に発展しており、
様々な分野でタイと互角に戦える国になりつつある。

インドネシアとベトナムは
タイと同様に発展における有利点を持つ。
例えば、学問レベルが高いこと、
市民の収入が安定的に増加していること、
資源が石油であること、
農業分野がかなり発展していること、
輸出市場が拡大されていること等である。

さらに、文化について、
インドネシアとベトナムは
芸術分野、設計分野において様々な貢献があり、
これらの貢献はタイより大きい。

また、観光分野について、
ヨーロッパ人の観光客に対して
インドネシアとベトナムは
高級ホテル、リゾート、自然環境、
美しい海岸、マッサージサービスなどにおいて
タイと競争できるレベルになった。

数年前、ベトナムは
ホーチミン市のTan Son Nhat国際空港を拡張、
昨年、同空港を利用した旅客数は
1,300万人に上った。

現在、ベトナム政府は
新しい最大規模の空港を建設する予定である。
建設予定の空港はLong Thanh国際空港と呼ばれ、
ホーチミン市の北に位置し、
ホーチミン市とVung Tau市の中間に位置付ける。

この、取り扱いが可能旅客数2,000万人の
Long Thanh空港と、
シンガポールのChangi空港の間に位置するタイは
アジア地域を訪れる来訪者を
集めることはますます難しくなるだろう。

東南アジアの政治・経済の将来は、
いずれにしても各地域が大きく変動し、
タイの「神話」的な考えはなくなると言えよう。



サイゴンエコノミックスタイムズ 2009年4月17日

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