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2009年08月22日

投資ファンドから資金を調達する方法


ベトナム中小企業は
なかなか銀行の資金源に接することができないが、
ベトナムに進出している外国投資ファンドは投資先を探している。
中小企業はどうすればこの資金源に接することができるのか。

実力を上げる
外国機関投資家はベトナム中小企業に対し、
発展潜在力が大きいと評価するが、
中小企業への投資はまだ困難である。
主な原因はベトナム中小企業の運営が
依然家族的な方式だからである。

Don Lam-VinaCapitalファンド管理会社社長は、
「我々は企業に出資しても企業の活動に対する決定権が弱い。
民間企業のオーナーは運営も負担し、
外側の人間による干渉をあまり好まない。」と述べた。
さらに、会計の問題、過去のデータは複雑で透明性がないので、
外国投資ファンドは投資したがらない。

Tran Xuan Nam-財政専門家によると、
投資ファンドは増資したい企業にとって良い投資家である。
投資ファンドは財政力が潤うと共に、
企業の大株主として企業の株式の価値を上げる。
ただし、投資前に各ファンドが企業を全面的に調査し、
厳しい条件を出す。

企業は経営能力、活動状況、財政能力、営業の強みを認められると、
投資ファンドから資金を簡単に調達できる。
企業の能力は外国投資ファンドにとって前提的な要素である。

Pham Thanh Sang-Aureos Capital ファンド社長によると、
企業と投資ファンドの協力が成功するか失敗するかは
企業の内在の能力と経営者の能力による。
その他、外国ファンドは環境、
労働安全等の社会的な問題について感心を寄せるが、
ベトナム中小企業は長期的視野を持っていない。
多くの企業は投資ファンドの協力に対してまだ積極的に歓迎しない。
その理由は、ファンドが発展計画を立て、
企業にプッシュしてくることを恐れるからである。
どのファンドでも投資先に対する基準がある。
あるファンドはベンチャー方式で投資する。
Eureos Capitalは地方への投資ファンドであり、
毎年4年~5年の活動期間を有し、
売上が600万ドル以上に達する企業の1社に対して
200万ドル~1000万ドルを投資する。

企業への投資ファンドは証券市場で企業の株式を
購入するファンドとは全く違う。
企業へ投資するファンドは1年~5年等の特定の時期に
企業と緊密的な関係を持つ。
不動産への投資ファンドが10年である。
従って、これらのファンドは企業の成長に貢献し、
単純に企業の株式を購入して利益を作る投資家ではない。
信用性を作る
Tran Xuan Nam氏によると、
投資ファンドはまず企業に投資する前に企業の構造を見る。
各投資ファンドは通常、構造が簡単な企業を選び、
法律と運営の面が複雑ではない企業を選ぶ。

各ファンドはシステムで運営される企業、
優秀な経営者がいる企業、競争力がある企業、
急速に成長している分野で活動している企業、
経営システムが良い企業、商標が良い企業に対して関心を示す。

当然、各投資ファンドが一番関心を寄せている点は、
経営者の能力、経験、計画の実現能力である。
その他、営業状況、利益、利回り率等の情報も極めて重要である。



サイゴンエコノミックスタイムズ 2009年8月21日

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