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2009年02月24日

ベトナム、インドネシアに追いつくのは51年後?


Wold Bank:
ベトナムはインドネシアに追いつくのに
後51年もかかりそうである。


世界銀行の最新報告によると、
ベトナムが近隣各国に追いつくためには、
後数年、数百年を要する。

今月上旬に発表された、
世界銀行による2009年ベトナム発展報告は、
「ベトナム虎」に大きく期待する人にとって
驚くに値する統計を掲載した。
それによると、
「ベトナムはインドネシアに追いつくのに後51年かかり、
シンガポールに追いつくのに後158年かかる。」

WBの資料によると、
2007年のベトナム人の1人当たりの所得が836USD、
インドネシアが1918USD、タイが3850USD、
シンガポールが35163USDである。
2001年から2007年までの1人当たりの所得の
成長率(インフレの影響を除いて)は順番に、
6.5%、4.8%、4.8%、4.0%である。
このスピードでは、ベトナムはインドネシアの
一人当たりの平均所得に追いつくのに51年間を要し、
タイに追いつくのに95年間、
シンガポールに追いつくのに158年間を要する。

WBはドルの計算方式も紹介した。
それによって、ベトナム、インドネシア、タイ、
シンガポールの一人当たりのUSD所得成長率は
それぞれ12.5%、6.4%、 4.9%、6.0%である。
この数字を見ると、
ベトナムがインドネシアより15年遅れ、
タイより22年遅れ、シンガポールより63年遅れる。
ただし、USDで計算する場合は
為替レートの短期変動による影響を受ける。

USDで計算する場合はベトナムの一人当たりの
GDPは2008年に1000USDを超える見込みで、
2006年―2010年のベトナム政府の
経済社会開発計画より2年早く達成する。

この10年間、2001年の第9期共産党大会の後に
経済改革が促進されたため、
ベトナムは高い経済成長率を達成した。
ベトナムの1人当たりのGDP成長率は平均 6.5%である。
一人当たりのGDP成長率について、
ベトナムは世界の139カ国の中で24番目に位置づける
(この評価は2007年のもので、
GDP成長率が20億ドル以下の国を含まない)。

実際のところ、どんな方式で計算しても、
ベトナム経済は急速に発展している。
この急速な発展は貧困削減が成功したのが
主な動力である。

ベトナム経済が急速に発展する理由は
資金の蓄積によるところが大きい。
ベトナムは2007年まで毎年521.7兆ドンを投資し、
2001年の3倍。
この増加の一部は生産用資材の価格の上昇である。
ベトナムは世界で投資率が一番高い国である。



Vneconomy.net 2009年2月23日

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