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2009年08月20日

成長する韓国向け輸出品目とは


現在、韓国はベトナムにとって
アメリカ、日本、EUに次ぐ
第4の輸出市場になっている。
韓国・ベトナム間でFTAが締結された後、
ベトナムから韓国への輸出額が
連続して増加する製品がある。


最も売れている品目は何か
税関総局の統計によると、
ベトナムからの石炭輸出額が
2007年6月29日から2009年6月29日の間で
221%増加した。
また、原油、靴、水産物等といった品目も
韓国向け輸出総額で大きなウエートを占める。

特に年初6カ月において
韓国はベトナムから43,776トンの水産物を輸入し、
その輸入総額は12,870万USDである。
また、6月単月においては、
魚類が最も大きなウエートを占めている(12.8%)。

商工省工業・商業情報センターによると、
最近、韓国の消費習慣が大きく変わっている。
韓国は唐辛子と調味料の加工・輸出において
大きな力を持つ国であり、
この分野の商品に対する国内需要も高いが、
直近1カ月において、
ベトナム産製品に対する韓国での輸入需要が
急速に増加している。
特に、年初6カ月において、
韓国企業数社がベトナムの新鮮な唐辛子と
調味料の輸出業者を探している。
さらに、韓国国内での需要に対応するため
供給源の多様化を図りつつ、
世界の需要に対応するため、
韓国の農林水産・食品省 (MIFAFF)は
毎年、Cheongyang市で
唐辛子と調味料の展示会を開催している。

克服すべき課題も大きい
ただ、ベトナムから韓国への輸出では
今後、様々な問題に直面するであろう。
特に、2009年6月19日より
韓国はすべての製品について
OEM方式で検査する予定である。

この方式では、韓国企業が
外国から商品を自社商標で輸入する。
具体的には韓国企業が
外国にあるOEM品製造会社から商品を輸入し、
年間に最低1回、OEM品製造会社の
現地生産工場を検査しなくてはいけない。

この検査の目的は
OEM製品の生産環境を審査し、
韓国における食品の安全衛生の需要に対応し、
それらを確保することにある。
そして、この新規定は、韓国の輸入業者に対して
商品説明の充実を促し、
OEM製品製造や販売を監査させる。

現在、ベトナム企業数社がこの方式に対応しており、
フルーツ缶詰、水産物、ライスペーパー、
干しうどん、調味料、菓子等の商品が
M&F Morn Food, Hyangwonspice, OTTOGI,
Wislect, Home Shopping等の商標で
OEM方式により韓国市場へ進出している。



企業フォルム 2009年8月19日

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