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2009年10月09日

SCB ベトナムGDP成長率予測を4.9%に引き上げ


Standard Chartered Bank (SCB)は、最新の報告書の中で、
ベトナム経済について、「回復を始め、新しい挑戦に向かっている」
とした上で、「09年第3四半期のGDP成長率のデータによると、
輸出業績こそ良くないが、安定した回復傾向である」ことを強調した。


SCBは、2009年の成長率予測を4.2%から4.9%へ、
2010年では5%から7.2%に引き上げた。
これは、国家銀行が2010年第2四半期 に
公定歩合を引き上げることを見越した予測となっている。

SCBの最大の懸念は輸入超過とインフレである。
輸入超過については、増加が続いており、月15億USDに達している。
輸出活動は回復傾向にあるものの、
今年の輸入超過額は110億USDにのぼる可能性も出てきている。
その他、前年の高金利の影響も表れ始めている。
インフレは2009年末に6.6%増との予測であった。

SCBによると、国家銀行がUSD/VNDの取引変動枠を
+/-3%から+/-5%に拡大したことで、
この為替レートは例年同様1%変動することになった。
VND値下げは経済発展に伴い徐々に減ってはいる。
しかし、短期クレジット・バランスの柔軟性が
引き続きUSD/VND為替レートに圧力をかけこととなり、
FDI資金と越嬌の送金の減少が続いている。



Vneconomy.net 2009年10月9日

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