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2009年11月27日

先進各国との距離を縮めるベトナム企業


Vietnam Reportの中で、
ベトナム最大500社やベトナム民間企業上位500社のリストに入った企業は、
民間所有率が51%以上であるべきである。


また、最大500社に入った企業は、
売上最低1兆VNDを達している必要があり、
民間上位500社に入った企業は、
売上最低4,500億VNDを達する必要がある。

その他、企業の順番は売上規模によって決定される。
また、ベトナムの大企業の全景を明らかにするため、
企業順だけでなく、利益、総資産、成長率、労働者数等を
基準に位置を決定させるものとする。

国営企業、国営経済グループが46.4%

2009年の評価結果(VNR 500)によると、
企業構造について、国営セクターの企業は、
引き続き2009年VNR500の46.4%と、依然高い割合を占めている。

VNR500以外では、
国営企業は、最大10社の中でも独占的な位置を確保している。
今年のベトナム最大10社は、
世界の最大1,000社(売上規模で評価)(Fortune1,000)の中にも入れるほどだ。

これは国際社会加盟にとって大きな進展であり、
2008年から現在まで続く国際経済危機を背景するにしては、
記録するべき成績となっている。

基幹分野が上位維持

2009年VNR500の中で上位を維持しているのは、
銀行・財政分野、不動産分野、鉄鋼分野、水産分野など、
国の基幹分野であった。

一方で、今年のVNR500に入った金銀宝石分野の企業は、
去年から2倍近くも増加した。
同時に金銀宝石会社の位置もかなり上昇し、
数社が上位10と上位50に入った。
中でも最も高いランクに位置づけているのは、
SaiGon金銀宝石株式会社(SJC)である。

財政・銀行分野も強くなり、
多数の企業が2009年VNR500の上位500社に入った。
不動産分野、証券分野については、
2009年VNR500に入った会社数は去年に比べ激減、
評価も順位も下がる結果となった。

他の分野は去年と同様に評価されている。
国際経済危機の影響により、ベトナム経済も大きく変動しつつある。
ベトナムの主力分野をきっちり確保できている、非常に嬉しいことである。

2009年の上位10社は10億USD以上の売上を達成、
VNR500の上位10社は、2008年の国家予算の10%以上を貢献したことになる。
具体的には、軍隊通信公社(Viettel)が、
2008年の17位から今年は10億USDランクに入った。
そして、Sai Gon金銀宝石会社(SJC)は11位から6位に上がっている。

民間企業の発展 着々と

今年の結果を見ると、今年のベトナム経済は
さほど大きく変動していないことを分かる。
2008年のVNR500に入った会社の10%が、
2009年VNR500リストから外されている。
それはベトナム市場がよりよく安定した段階に入ってきていることを表し、
いわゆる大企業が、他企業に替わられることは少なくなるだろう。

特に、2009年VNR500の中、民間企業は30%を占めている。
この数字は2008年の24%に比べ、大きく進展している。



InfoTV.net 2009年11月27日

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