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2010年04月16日

世界銀行 ベトナム経済発展を高評価


2009年ベトナムは、貧困国から中等所得国となった。
4月14日、世界銀行(WB)はIEG独立評価チームからの報告を発表した。
それによると、ここ数年のベトナムの経済発展は、
非常に「印象的」である、と記載されている。


ベトナムは2008~2009年にかけての経済危機発生以前、
平均年7.2%の成長率を維持、
約3,500万のベトナム人が貧困を脱したとされるようになった。

水の供給システムや衛生施設も拡大してきている。
人口の95%が電気を利用可能な環境になった。
また、人口の90%が天候の良悪に関係なく、
交通機関を利用することができるようにもなった。

山岳地域に暮らす人々の生活環境や医療も大きく改善された。

対ベトナムの世界銀行の開発支援も目覚しい業績を上げており、
34案件が完成し、計画もほぼ100%順調に進展している。

WBは営業環境の改善、資源・環境汚染の管理、
政府の管理能力、社会福祉の改善を中心に支援を行っている。

しかし一方でWBは、ベトナムの安定的な経済成長には、
まだ多くの課題が山積していることも指摘している。
特に、越経済が国際経済への参加する機会が増えることで、
資源利用、気候変動の影響、人々の生活に対する
圧力が高まることへの懸念は大きい。

WBは、経済システムの改善が、ベトナムが今後の発展において
安定性を確保するためには、必要不可欠である、としている。
ベトナムが市場経済へシフトを完了し、
中等所得国としての位置を維持するためには、
これからが重要な時期となるだろう。



ベトナム通信社 2010年4月16日

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