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2010年07月10日

アセアンCFO 財政状況の把握が非効率的


IBMが発表した研究結果によると、
アセアン地域では、ベトナムを含む70%が、
CFO(最高財務責任者)の手作業により、
各企業の財政状況を把握しているという。
そして、この割合は他地域に比べかなり高い。


Donald Maccorquodale-IBM GTSアセアン地域財政担当社長は、
アセアン地域では、企業の活動状況を確認するにあたって、
CFOがネットを通じ一つずつ情報を集める、という手作業が主流である、と話す。
「このような作業法は、アセアンのCFOの能率を下げるだけである。
この作業が1ヶ月1回、しかも状況確認に1~3ヶ月かかる場合も少なくない。」

世界のCFOは、統一された通信ネットワークを利用し、
必要な情報を瞬時に収集できるため、
財政状況の確認は毎日行えるし、
適切なタイミングで決定を出すことができている。

IBM代表の説明によると、
アセアン地域の上記問題が、経費削減の影響なのか、
ネットワーク技術への投資が無いのかで、
なかなか解決できない状況であるという。

IBMが行った今回の調査は、
世界81カ国、35の経済分野に勤務する
1,900人のCFOと財政専門家を対象として行われた
(うち、ベトナム人は約10人)。
この調査は3年1回行われ、
以前には、2003年、2005年、2008年にも同内容の調査を行い
結果は、その都度公表されている。



サイゴンエコノミックスタイムズ  2010年7月9日

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