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2010年07月17日

WBから追加60億USD借入


国家銀行の発表によると、
今後の3年間でWB(世界銀行)はベトナムに対し、
約60億USDを支援する予定であるという。


うち、約32億USDが特恵税率(IDA)の借金、
約28億USDが一般債務(IBRD)。
これら資金の投資を実施するため、
WBはベトナムに対し、計画立案、投資資金の実施を支援する計画がある。

まずWBはベトナムに1億USDを支援し、
「計画実施の準備基金」を設立する。
この基金の目的は、計画の作成、入札の呼びかけ、詳細設計等の
準備作業に対し、資金のニーズに対応するためのものである。
同時にこの基金は、ベトナムのプロジェクトの管理能力を高めるため、
計画実施の手順を作成するために活用される。

WBベトナムの社長は、
ベトナムで最も大きな問題として、借金で行われる案件の実施が非常に遅く、
通常9年近くかかることを挙げている。
実施のための準備期間も1年半~2年と長く、
計画実施が遅れれば、そのぶんの経費が嵩み、
計画の効果が低くなる、という結果を招いてきた。
そのため、借金を効果的に活用するために、
WBはベトナムに対し、計画の実施の準備段階から
協力することを決定している。

WBの統計によると、2008年末までODAの未実施額は約110億USDで、
この数字は現時点でさらに膨らんでいるものと思われる。

WB代表者は、実施額が低い状況について3つの原因を挙げている。
(1)計画実施に対する準備不足
(2)関係機関の実施能力の低さ
(3)国内コンサルティング能力の未成熟
である。

1億USDの「計画実施の準備基金」により、
ベトナムにおけるWBの投資品目の総額は約50億USDに達した。
この準備基金は5年間活用され、
ベトナム側の対応資金は国家予算から約300万USD支出される予定である。



Vneconomy.net 2010年7月16日

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