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2011年03月02日

旅行分野 為替レートの影響なしか


VNDがUSD以上に下落し、
ガソリン、電気等の日用品価格は上昇、
ベトナム市場で、新たな物価が形成しつつある。
物価が上昇すると、旅行分野も影響を受けるはずなのだが、
現在までに、ベトナム旅行会社は、
旅行コースを継続、影響を受けている様子はない。
この現象の原因はいったい何なのだろう?


ツアー料金が引き上げられていないことについて、
Dong Van Thuc-Dau An旅行会社社長は、
現時点では、ホテル、レストラン等の提携先が、
値上げを行っていない。そのためツアーコースを値上げする理由はない。
しかし、今後状況によっては、値上げの可能性もあるという。

Doan Thi Thanh Tra-Saigon Tourist社長によると、
現在は、2010年のツアーコースがまだそのまま適用されるが、
今後の変更は、時間の問題であるという。

ハノイの旅行会社を調査した結果、
現在、数社が新規コースを準備していた。
ツアー内容のうち、一部を値上げすると、
全体的なツアーの値上げに繋がると言う。

統計によると、外国人旅行者1人の、
ベトナム滞在中の出費は、1日約80USDだという。
現在、USDは、VNDより高騰しているため、
USDで計算した場合の経費は、以前より安くなっている。
それは旅行業界にとって、懸念すべき問題である。

また、旅行会社がツアーコースをUSDで計算するため、
USDがVNDより高くなっても、旅行会社の利益に反映しない。

外国人観光客が1日80USD使用したとき、
同様のサービスを利用してVNDで支払った場合には、
1日75USDしか使っていないことになる。

物価上昇は、旅行分野の発展に対する影響は少ない。
今年に入って現在までに、
Quang Ninh省のSaigontourist支部では、
9隻の国際船を迎え、ヨーロッパ、オーストラリア、
中国、香港、日本等の国から、
13,000人の観光客を迎え入れている。

ただ、上記の結果はUSD高が原因ではなく、
大方が2010年に予約されていたものである。

Lua Viet旅行会社の代表によると、
VNDがUSDより安くなっても、
海外の旅行会社には、あまり影響はないという。
また、旅行サービスの質を高めることで、
外国人旅行客を、更に獲得できる時期である、と豪語した。

ベトナムを訪れる外国人旅行客は、
主に11月からお正月にかけて多くなるため、
現在の為替レートの変動は、
外国人観光客数には、あまり影響ない模様だ。



InfoTV.net  2011年3月2日

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