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2011年08月22日

ベトナム人 財政リスクを恐がる傾向


スイスの保険会社(Swiss Re)の調査によると、
ベトナムはアジア太平洋地域の中でも、
第2位の財政的リスクを恐れる国である、とのこと。


Swiss Reは今年4~5月にかけて、
アジア太平洋地域11カ国(オーストラリア、香港、
日本、シンガポール、マレーシア、ベトナム等)
併せて13,800人を対象に調査を行った。
ベトナムではハノイ、ホーチミン両市に在住の
1,000人を対象として調査された。

この調査はSwiss Reが設定したリスク対応指数(CAFRI)から、
地域全体の顧客のリスク対応を比較するものとなっている。
同時に、保険加入の需要や購入方法も調査対象となっている。

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(指数が高いほどリスク対応意志が強い)

Pham Xuan Thai-市場担当副社長は、
「全体的には、20~40歳のベトナム人は、非常にリスク恐れる傾向が強い。
ただ、アジア太平洋地域の諸外国と比べると、
健康や生活習慣のリスクに対する意識は最も低い。
さらにベトナム人は、財政的リスクには危機感を強めるものの、
自分のキャリアのリスクに対しての意識は低い。」と述べた。

ベトナムでは国民の54%が、
「急逝、または事故で重篤な状態に陥った場合、
 財政面で家族が危機に瀕する」と答えている。
これは、アジア太平洋地域で最も高い比率である。
実に74%のベトナム人が、
難病を患った際の医療費に不安を覚えている一方で、
63%が、生命保険に加入しても、
将来的に支払い能力を超えるとのでは、と懸念している。
この二つの比率は、アジア太平洋地域の平均を共に上回る。
(アジア平均はそれぞれ67%、58%)

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調査によると、ベトナムでの財政面での情報収集方法は、
テレビ(53%)、家族・友人・同僚(47%)、
インターネット(46%)が主流となっている。



Vneconomy.net 2011年8月22日

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