ブルーチップ ベトナム投資ニュース

ベトナムが保有する海岸は、東南アジア一長いため、
風力発電開発には最適の環境と言われている。
特にベトナム中部エリアにこの傾向が顕著である。
こうした状況を受けてGE Energy は、
投資家との協力を通じて、ベトナムでの
風力エネルギー開発計画に投資したい意志を示している。

ただ、投資家にとって一番の難関は、
政府が国内電力（EVN）からの電気単価を
低く設定していることである。
政府決定No.37/2011/QĐ-TTgは、
EVNの電気単価を7,8 cent/kWhと確定したが、
各発電所には追加1 cent/kWhを活動支援金として出している。
この資金は、ベトナム観光保護基金から支給されている。

ただし多くの投資家は、今の電気単価では、
風力発電所の稼働資金をカバーできない、とコメントしている。
風力発電の生産原価は、1 kWhあたり10 – 12 centなのだ。

GE Energyは、世界の大手風力発電会社として、
引き続き、発電所投資の認可を得た投資家と
協力体制についての会議を行っている。
具体的には先日、Cong Ly観光・商業有限会社と
調達契約を締結したところだ。
それによると、GEはCong Ly会社に対し、
Bac Lieu風力発電計画の第1期(16MW)の
10台の発電機のターボ（1,6－82,5）を調達し、
そのメンテナンスを行うとのこと。
Cong Ly会社は生産能力を段階的に引き上げ、
120MWをアップし、電気不足を解消する狙い。
この発電計画は2012年第1四半期、
国家送電網と接続し、国内2番目の風力発電所となる。