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2011年10月10日

先週のマクロ経済概況


ホンダベトナムとFordベトナムは、
輸入総額10%以下の条件を満たしたため、
税金追納を請求されないことが明らかとなった。


社会経済に関して

計画投資省が発表した、
2011年経済社会経済状況と2012年社会経済開発計画に関する報告によると、
今年の国家予算収支は、収入が計画を超える見込みとなり、
支出超過にも対応できる見通しとなった。
政府議決No. 11/NQ-CPでは、国内各省庁、各企業や国民、
並びにIMF、WB、ADB等の国際機関の応援が効果を発揮したことを挙げている。

IMFは、ベトナム政府の財政緩和策が早すぎた場合、
これまで適用されてきた経済・財政安定化対策の効果が、
弱くなると、との警告を発している。

国家予算財政常務委員会は、
政府の掲げた最低給与1,050,000/月引き上げ上げや、
公務員に対する最低手当25%引き上げに賛成の意を示している。
この政策は2012年5月から適用予定となっている。
ただ、企業サイドの給与調整は、
2011年10月1日から実施される。

経済・投資

10月4日、財務省は税務局に、
ホンダベトナムとFordベトナムの
自動車部品輸入税の追納に関する処理方法を提示した。
ホンダベトナムの3.340兆VNDと、
Fordベトナムの325億VNDの輸入税は、
輸入総額10%以下の条件を満たしたため、
追納されないこととなった。

また、道路整備費用に関する方案が交通省内で計画されている。
一つ目は、車両に対する手数料を7段階に設定し、
最低額が月18万VND、最高額が月144万VNDとすること。
バイクに対しも4段階を設定し、
最低額が年8万VND、最高額が年15万VNDとすることなどが、提案された。
この案を実施した場合、
年間約5.987兆VNDの整備費用が確保されることとなる。
二つ目は、2つの方式で手数料を取る案がだされた。
まず、車両(バイクを除く)に対して直接手数料をかけ、
間接的にも、燃費1リットル当たり1,000VNDを取る、というもの。
この方式を採った場合、年間約9.117兆VNDが確保できる計算で、
さらに燃費を通じた間接税額は年間2.917兆VNDに上る計算となる。

ベトナム繊維協会のHung Yen繊維株式会社は、
韓国のGunyong繊維会社を100万USDで買収した。

国際石油グループKuwait (KPI)は、
ベトナムで第2石油精製工場(Nghi Son石油精製工場)投資のため、
国際金融基金(IFC)から資金協力を得る予定。

EVNは、中国からの電気購入額を高く維持した状態で、
年末まで電気の調達続けることになった。
2011年10月上旬までで、EVNがPVNから10兆VNDの借入を起こしている。
先月時点での金額はまだ8兆VNDであった。



CafeF.vn  2011年10月10日

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