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2012年02月09日

危機感漂う2012年のベトナム経済


経済専門家によれば、2012年のベトナム経済の展望は
外部からの影響でマクロ経済と財政面が損害を被りやすい。


Thanh中央経済研究学院副所長によると、マクロ経済の不安定な部分は
まだ存在している。また、ベトナムは複数の分野が再構築されており、
2012年の目標は高いが、GDP成長率は4.7%~6.5%と見込まれている。
さらにインフレは10%以下で推移するも経済成長は低くなる。

現在、ベトナムが解決すべき問題はマクロ経済の安定化とインフレの
抑制だが、営業生産活動には反映されておらず、投資額の減少や
輸出市場の狭窄化が目立つ。

外国投資関係企業協会のNguyen Mai会長はThanh副所長と同じ考えを
持っている。

Mai氏によれば、ベトナムはアジアの中では高インフレで企業が弱く、
国家予算の超過支出も大きく、銀行ネットワーク活動が抱えるリスク等の
問題で国際経済の変動で最も早く損害を被る可能性が高い。

また、2012年のベトナム経済は前年の問題解決と新たな成長方針に沿った
経済システムの再構築を実現させなければならない。

Mai氏は、2012年のベトナム経済状況は国際経済の変動状況および市場の
変動に対するベトナム政府の対策に依存するが、それは以下に挙げる5つの
要素によるとしている。

1/ 新たな観点に基づく政治体制、経済体制、マクロ経済の早期統一改善

2/ 国家管理能力の向上

3/ 各企業の営業戦略、マーケッティング戦略、人材開発戦略構築と実行

4/ 人民の信用を高め、経済復興を目指す人々のアイデアや提案の推進

5/ 優秀な 経営人材、管理人材の養成

Mai氏は「ベトナムの改善は早急且つ統一的に行わないと様々なリスクに
直面するはず。特に、国際経済は複雑な変動を示している。ベトナム経済は
5%~5.5%の成長率を達成することが難しい。アセアンおよびアジア諸国に
比べて時代遅れとなる危機は明白」と述べた。

サイゴンエコノミックスタイムズ  2012年2月9日

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