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2012年03月22日

ベトナムの「低賃金メリット神話」に陰り


ScanComのStig Maasbol社長は「メリットが安価な賃金のみの場合、
ベトナムに進出した外国投資家がカンボジアとミャンマーに鞍替えするのは
時間の問題だ」と述べた。


ベトナムは賃金の安さが最大のメリット

中国での賃金が急速に増加するのは中国で事業運営する外国企業にとって
頭痛の種だが、ベトナムでの外国投資家にとっては逆に朗報である。

イギリスの電気部品生産会社「XP Power」 Binh Duong支部の
Ngo Truong Vinh品質管理社長は「多くの外国投資家がベトナムを選んだ理由は
労働者の賃金が安く、製品の質が良いからだ」と述べた。

XP Powerは製品をグローバル化する目的で市場を調査する企業の一つである。
これらの企業はリスクを細分化させ、中国より低賃金な人材を求めている。

技能と規模の大きな人材を持つ中国は「世界の工場」と呼ばれたが、賃金が急激に
上昇しているため、多くの労働者を採用することが必要な分野で運営する企業は
バングラデシュ、ベトナム、インドネシア等の賃金が安い国にシフトしている。

ベトナムでは一般労働者に月当たり100USD~150USDの給与が支払われているが、
中国南部での賃金は一人当たり一ヶ月に約300USDである。
ベトナムのインフラ整備を中国と比較することはできないが、外国の投資家は
このデメリットを克服できると判断している。

ベトナムはヨーロッパとアメリカに毎年数十億USDの靴、服、家具製品を
輸出している。2010年にはベトナムが中国を抑えてNike製品の最も大きな
生産国となった。

Intel、Samsung等のチップ生産会社もベトナムに工場を置いて活動している。
昨年はNokiaがベトナム北部で携帯電話生産工場を建設する計画を発表した。
アメリカの電気機材生産会社Jabil Circuit のS. Kesavanベトナム支店社長は
「ベトナム労働者の生産能力は中国より低いが、中国の賃金は高くなりすぎた」
と述べている。

低賃金なベトナムのイメージに消失危機

ベトナムは賃金が安いが、アジア一の高インフレで(2012年2月に16.4%上昇)、
低賃金というメリットが維持できなくなってきている。

また、McKinseyの最新報告書はベトナムの人口学の利殖が減少していることを
伝えている。ベトナムでは労働者の平均年齢が27.4歳で中国の35.4歳より若いが、
人口は高年齢化の傾向を示している。

分析者はベトナムが経済的な不安定改善のため、低い生産経費を維持しなくては
ならないと警鐘を鳴らしている。

数社の外国企業がベトナムの労働人材不足についてコメントした。
McKinseyによると、ベトナムが7%~8%の経済成長率を達成するためには、
人材の成長スピード減少を補うために労働力を50%以上にしなければならない。

家具生産会社のScanCom International(デンマーク)は先端技術と現代設備を
活用してベトナムの人材を養成したため、Binh Duong省の工場の生産能力が
2倍に上昇した。ScanCom Internationalでは今後2年間で生産能力をさらに
2倍まで引き上げる計画がある。

Vneconomy.net  2012年3月22

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