ブルーチップ ベトナム投資ニュース

具体的に3月は、輸出額：約91.5億USD（先月比10.2％増）、
対する輸入額：約93億USD（先月比8.4％増）。
今年に入って輸出入額は、毎月前月を上回る傾向が続いている。

ここ数か月は、輸出額と輸入額の差がさほど大きくないため、
歓迎すべき事象と言える。
ただ石油だけは「原油輸出、精製油輸入」の状況が続いている。

今年に入ってからの輸出額は、累計245億USD（前年同期比23.6％増）。
輸入額は、248億USD（前年同期比6.9％増）。
つまり、今年第1四半期の輸入超過額は約2.51億USDとなり、
額にして前年同期の約7.2％相当となる。

輸出額が最大を達した製品は、
水産物輸出で9.1％増（輸出単価上昇による）、
木材製品も18.3％、靴等皮製品が14％、
繊維・縫製製品が15.4％それぞれ増加となった。

その他、電気製品、コンピューター等の機材・設備の輸入額は、
昨年の1.5倍増となった。
宝石、貴金属の輸入量は、前年同期比106.7％増となったが、
年初3ヶ月の輸入額自体は1.29億USDに留まった。

大幅に減少したものとしては、
米、コーヒー、ゴムの輸出額が挙げられる。
それぞれ42.5％、11.8％と7.9％の減少となった。

輸入製品については、ガソリン・オイルの輸入額が、
前年同期比20％近い大幅な減少となった。
ガソリンとオイルの輸入額はそれぞれ32.4％、9.3％減となった。

最も異常と言える値の変動を見せたのは、
コットン、布、繊維製品に関してで、
その輸入額は10％以上減少となった。
ただ、コットン製品に関しては前年同期比36.6％減となったものの、
繊維・縫製製品の輸出額は急増している。
その反動から、今後、繊維・縫製製品の輸出額が
大幅減となることが懸念されている。