« 貸付金利下がるも、銀行の貸し渋り続く | メイン | ベトナム証券、2013年は65%の上昇か? »

2012年05月31日

国営企業の経営状態は外国機関の「悩みの種」


ベトナムが他の東アジア各国と同様に受けている
国際経済衰退の影響は小さいものではない。


世界銀行はベトナム政府に対して国営企業の経営改善を
促進させるよう要請しており、外国の支援機関にとっては
非常に関心の高いものとなっている。

先頃、Vinashin、Vinalines等の大手国営企業が抱える借金や
業績に絡む問題が発生したため、ベトナムの支援機関は
国営企業の運営状態を懸念している。
世銀は毎年ベトナムCG会合を主催しており、各外国機関は
ベトナムに対する開発支援資金の有効活用に評価を下す。

ベトナムの経済について世銀経済最高顧問のVictoria Kwakwa氏は
マクロ経済の状況が大きく改善されていると分析した。
このことはインフレの大幅下降や経常勘定の状況改善の他、
外貨準備資金の増加などに表れている。

Mishra氏によると経済成長の速度は第1四半期に4%と鈍化した。
農産物、鉱物、米の輸出額は2012年の第1四半期に減少したが、
携帯電話・部品が154%に増えており、コンピュータも99%増。
これがベトナム経済のアグレッシブな部分だ。

2011年にベトナム政府が決定したNo.11について、
Deepark Mishra氏はインフレの抑制やマクロ経済の安定化、
社会福祉保護等の目標を順調に実現できるとの見解を述べた。

世銀はベトナムのGDP成長率が政府の目標である6%~6.5%を
下回る約5.7%と予測している。
この数字は多くの企業が倒産し、政府管理機関が経済の衰退を
認識している背景を受けて明らかにされた。

インフレの上昇率は9.5%、国家予算の超過支出がGDPの-3.6%、
公的債務はGDPの約49%、貿易赤字がGDPの1.6%。
ベトナムのインフレ上昇率については、短期が8~9%、
中期は5%に下がることが適切である。
これによってベトナムのマクロ要素はバランスが取れる。

Vneconomy.net  2012年5月31日

« 貸付金利下がるも、銀行の貸し渋り続く | メイン | ベトナム証券、2013年は65%の上昇か? »

    ・本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
     万が一、本資料に記載された情報に基づいて
     皆さまに何らかの不利益をもたらすようなことがあっても 、一切の責任を負いません。
    ・本資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、
     投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。
    ・本資料の全部または一部を無断で複写・複製することを禁じます。

運営会社編集方針お問い合わせプライバシーポリシー