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2012年11月15日

インスタントラーメン、調味料、魚醤が外国の支配下に!


今や繊維・縫製、プラスチック、機械製造の分野だけにとどまらず
製菓、インスタントラーメン、調味料、ニョーク・マム(魚醤)の
マーケットシェアにも外国グループの勢力が押し寄せている。


日用品の分野ではベトナム企業の倒産が続出しているが、外資係企業は
逆に急成長している。外国製品は大都市のスーパーマーケットだけではなく
地方の市場でも販売されている。

成長率は驚異の300%

ホーチミン市の第2地区にあるPhuong氏の店舗では、数ヶ月前から
外国製の菓子、ニョーク・マム、醤油、インスタントラーメン、洗剤等の
日用品を大量に売り始めた。

Phuong氏によれば外国製品は良く売れるという。また、アフターケアも
非常に良いため、店のオーナーも外国の品物を仕入れたくなるそうだ。

あるベトナム食品会社の社長は、現在、ベトナムの食品・日用品分野の
大企業は主に外資関係だと述べた。Acecook、Uni President、Maggie、
Unilever等のメーカーはベトナム人の間でもポピュラーな存在であり、
販売ネットワークも急速に広がりつつある。

Maximax Cong HoaスーパーマーケットのNguyen Phuong Thao社長は、
数社の外国企業が全ての販売スペースを確保したがっていると述べた。
実際、多くのマーケットでは圧倒的な数の外国製の洗剤、シャンプー、
お菓子、インスタントラーメンが販売されている。

Acecook VNの代表者によると、同社は全国に500の代理店を設置して、
ベトナム市場の90%を掌握している。市場進出から20年後、Acecookは
ベトナムのインスタントラーメン生産会社としては上位にランクされ、
売上は年間4.5兆VNDに達し、11の工場を設置するほどになった。
最近、Acecookは調味料、ニューク・マムの生産分野に進出した。

つい先頃、 Acecook VNは1,000万USDを増資し、東南アジアにおける
インスタントラーメンの生産チェーンをホーチミン市に整備した。
同社のHoang Cao Tri副社長によると、この会社の売上成長率は
年間平均10%で、2011年には30%に達している。インスタントラーメン、
お粥、サラダ油、ニョーク・マム等はベトナム全体の50%を占める。
Tri氏は「我々は消費者の好みを把握しているので、マーケットシェアを
早い段階で拡大することができる」と述べた。

現在、製菓の分野は外国企業に猛追されている。2004年から市場に参入した
フィリピンのURCは、最初にタイから製品を輸入していたが、市場の魅力を
認識して2005年に製菓工場を設置し、2006年にはドリンクの分野にも
参入した。製菓の年間4万トンとソフトドリンクの年間40万トンによって
URC VNはこの7年間で平均300%の成長率を続けている。
同社のEdwin Canta 社長によると、2012年は経済不況だったにも関わらず、
売上が前年より10%以上の増加となった。現在、同社では生産規模の
拡大目的でBinh Duong省とハノイ市に工場を設置する計画が進んでいる。

同様の成長を遂げたOrion Vina食品有限会社も各種製菓を生産している。
2011年はベトナムの製菓会社が在庫を一掃するために苦労しているが、
同社では300万USDの利益を生み出し、ベトナムで2011年の最高利益を
達成した韓国企業の51社の中で首位となっている。

競争の激化

ホーチミン市食糧食品協会のNguyen Chi Nguyen会長によると、外国企業の
成長は事前に予測されていたことである。ベトナムへの進出前にこれらの
外国企業は高度な営業戦略を立てており、市場を把握できれば即座に営業を
展開することが可能だ。また、ベトナム企業は高額な金利を支払うことが
避けられず、市場の購入力が低下しているため、外国の企業にとっては
大きなチャンスでもあるのだ。

Cholimex食品株式会社(ホーチミン市)のDiep Nam hai副社長は、国内市場の
開発能力を持つベトナム企業が非常に少なく、ほとんどが稼働しながら勉強し、
財政力を徐々に高めると述べている。ベトナム企業の持つこれらの弱点が
外国企業にとっての強さとなるため、外国企業は短期間でシェアの拡大を
成功させる。Cholimexはこの10年間で数種類の調味料を発売しているが、
消費者にはあまり知られていない。

Colusa-Miliket食品食糧株式会社の代表者によると、ベトナム企業の
生産技術は外国企業の技術に決して劣らない。しかし、財政力が制限され、
まだ運営レベルが高度とは言えない。また、ブランディング、宣伝、PRも
外国企業には押されている。

近年、インスタントラーメン、調味料、ニューク・マムの分野において
ベトナム企業がマーケットシェアを握るために苦戦する一方、外国企業は
20%~30%の成長率を達成した。最新の市場調査研究結果でベトナムは
インスタントラーメンの消費において世界第4番位となっており、成長率は
15%~20%だった。現在、インスタントラーメン市場は外資係の企業に
握られつつある。高級インスタントラーメンの市場では特にそれが顕著だ。

Vneconomy.net  2012年11月15日

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