« ホーチミン市は19,698社が営業を停止 | メイン | VinaCapital、Metropole Ha Noiホテルの株式50%を売却へ »

2012年11月29日

ベトナムへの車輸出国、インドネシアがトップ5にランクイン


ベトナムに車を輸出している国で、初めてインドネシアが
上位5ヶ国にランクインされた。


税関総局の報告によると、2012年10月でインドネシアから
輸入された車は124台、輸入額は113.7万USDとなった。

インドネシアより上位の国はベトナムにとって付き合いの長い
車輸出国で、同じ時期に輸出車数788台を達した韓国がトップ。
輸出額は943.5万USDに達した。後に続くのは隣国のタイである。
タイはベトナムに対して293台の車を輸出しており、輸出額は
561万USD。3位は中国の129台で、輸出額は347.7万USDだった。
以下、4番目はインドネシアで5番目がアメリカ。アメリカは
10月に120台の車を輸出しており、輸出額は371.5万USDだった。

インドネシアがトップ5に入ったのは初めてで、4位の日本を
抜き去る快挙となった。

従来、東南アジアにおけるアメリカ自動車産業の拠点はタイであり、
自動車産業大国と呼ばれた。インドネシアはベトナム市場において
新しい車の調達国だが、インドネシアにどの程度の勢いがあるかは
把握できていないとのことだ。

2009年に、6人~9人乗りでエンジンは1.5リットル以下の車が
ベトナムの自動車産業を大きく発展させるための起爆剤となった。
VAMA(ベトナム自動車産業協会)主催の展示会において、トヨタは
9人乗りの戦略車「Avanza」を出展した。同車のエンジン容量は
1.5リットリ以下である。

トヨタはベトナムで「Innova」を販売して大成功した。現時点で
「Innova」はベトナムの車市場において部品の現地調達比率が
最も高い車である。実は「Avanza」は「Innova」の小型モデルであり、
インドネシアから輸出されている。

現地調達比率の拡大計画は実現が難しく、「戦略車」が販売困難なため
トヨタは投資戦略を変更した。

先頃、日本の自動車企業はインドネシアで車産業を開発するために
27億USDの投資を決定した。この計画はタイを含むどの国にとっても
大きなチャンスとなる。今回の投資額は過去40年間でインドネシアに
トヨタが投資した総額と同等である。

外国の自動車会社は東南アジアが大きな市場になると分析している。
ベトナムはその中でも特に潜在的に大きな可能性を秘めた市場であり、
自動車を所有している人も少ない。2018年に税金の壁が取り除かれると
東南アジア市場は統一される。

Ford、トヨタ等の大手はタイ、インドネシアへの投資を促進しているが、
ベトナムはどうなっていくのだろうか?

Ford MotorsのJoe Hinrichs 副会長は「ベトナムには可能性があり、
東南アジア地域で重要な位置を占める市場だが、長期的な投資には
政府の支援が必要であり、投資・税金政策の安定性が重要だ」と述べた。

Joe Hinrichs氏は「タイ政権は常に変化しているが、投資政策と
他の政策は統一され、安定している。インドネシアもタイと同様の
国だ」と述べた。

Vneconomy.net  2012年11月29日

« ホーチミン市は19,698社が営業を停止 | メイン | VinaCapital、Metropole Ha Noiホテルの株式50%を売却へ »

    ・本資料に記載された情報の正確性・安全性を保証するものではなく、
     万が一、本資料に記載された情報に基づいて
     皆さまに何らかの不利益をもたらすようなことがあっても 、一切の責任を負いません。
    ・本資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、
     投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。
    ・本資料の全部または一部を無断で複写・複製することを禁じます。

運営会社編集方針お問い合わせプライバシーポリシー