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2012年12月25日

在外ベトナム人の送金額 前年比10億USD増加


国際経済が回復の軌道に乗らない中、
海外に住むベトナム人の生活も大きな影響を受けている。
しかし、ベトナム商業銀行を通じて送金される金額は増加している。


国家財政監査委員会によると、
2012年在外ベトナム人の送金額は100億~110億USDに達する見込みで、
前年比10億~20億USD増加となる。

年末に増加

ホーチミン市では、商業銀行を通じて送金される金額が34億USDに達し、
既に前年同期より2億USD増加している。
在外送金は主に、第4四半期に行われるため、年末にかけて増加する。
新年を迎えるに当たり、在外越人が母国に住む家族に
送金する習慣があるからだ。

Sacombank送金会社(SBR)の代表者によると、
今年の送金額も前年同様18億USDを見込んでいたが、
これまでに達成した金額がすでに前年同期を上回っているとのこと。
中でも一番期待が大きい市場はアメリカである。

最も多くの在外送金を集めた分野は、不動産分野と言われる。
また在外送金を受けている人は、銀行で両替する傾向がある。
理由はブラック・マーケットと銀行レートにあまり差がないためだ。

世界全体の在外送金 5340億USD

世界銀行(WB)の最新報告書によると、
今年、世界全体の在外送金は5,340億USDに達し、
2015年には6,850億USDに達すると予測されているという。

金額が多いのは主に新興国で、4,060億USD、前年比6.5%増。
一番はインドで 700億USD、
続いて中国 660億USD、
フィリピンとメキシコは 240億USD、
ナイジェリア 210億USD、
エジプト 180億USD、
パキスタンとバングラデシュ 140億USD。
ベトナムは90億USDで、2011年と同様。
ベトナムは在外送金の多い国上位16ヶ国に入っている。
世界銀行は新興国への在外送金は2013年には7.9%増加し、
2015年に6,850億USDを達する見込みである、との予測を打ち立てている。



CafeF.vn  2012年12月21日

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