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2010年12月10日

ベトナムの原子力発電所建設に6カ国が名乗り


Da Lat市の原子反応研究炉について、
ベトナムとアメリカが12月8日に完全整備合意書を締結した


Glyn Davies IAEA・国連アメリカ大使は、
現在ベトナムにおける原子力発電所建設計画 に6カ国が
参入を希望していると発表した。

12月8日、ベトナムとアメリカの間で
Da Lat市での原子反応研究炉改善合意書が締結された。
同合意書によると、原子反応研究炉の使用原料を
高濃縮ウラン(HEU)のから低濃縮ウラン(LEU)に移行し、
現時点で残っている高濃縮ウランは全て低濃度に変わる。

これは2010年4月に開かれたワシントンでの
原子安全首脳会合に提案されたベトナムの制約を
実現させるための動きである。

Da Lat原子研究所の原子反応炉は500キロワット。
この原子反応炉はアメリカ政府の支援で1963年に建設され、
医療分野で使う同位体を生産し、原子反応を研究している。

2007年9月、NNSA(アメリカ国家核安全保障局)は
ベトナムがDaLat市核反応研究炉の使用燃料の一部を
HEUからLEUに変更することを支援し、
ロシアに4.3kgのHEUを返還する際にも協力した。

また、ベトナムとアメリカは12月1日、DaLatからロシアに
使用終了のHEUを運ぶための法律的な仕組みを作った。

アメリカの前にはロシアと日本がベトナムにおいての
第1、第2原子力発電所建設合意書を締結したが、
アメリカ側の代表者は、ベトナムの核開発協力に対して
心配されるような展望はないことを発表した。

Glyn Davies氏は「アメリカはベトナムとウラン濃縮について
交渉したくないし、関心も持っていない。
両国はベトナムに対する核開発インフラ整備についてしか
相談していない」と述べた。

ハノイ市の訪問の際、Hillary Clinton外務大臣は
これによって民間レベルでの核開発協力に対する拡大と
核兵器普及防止に向けて積極的な進展があったことを
報告した。


Vietnamnet  2010年12月10日

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