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2011年05月10日

不動産取引には人脈が重要


ベトナムでビジネス展開するためには、
人脈が極めて重要な要素である。
知名人を通じて、信頼できる情報を取得することができる。
また、相性の良い地が分からなくても
友人が情報を集め、良いものを紹介してくれる。
上記はSimon Paterson-Colliers Vietnam元社長が、
ベトナム不動産市場で長い経験を持つ
外国ビジネスマンとしての経験談である。


ベトナムで初めてビジネスを展開する外国人は、
様々なことに挑戦しなくてはならない。
それは、新しい環境で営業を始める時に、
必ず直面することであろう。

言葉の問題とともに、現地での営業文化に関する知識を
身に付けることも外国人にとっては大きな挑戦だ。
ただ、最近では英語を理解できるベトナム人も増えているため、
言語の壁はかなり改善されている。

ベトナムでは、誰でも地主と関係を持っているようで、
地主が親戚や友人だったり、地域行政機関の役人だったりする。
これらの情報が正しければ、問題はないのだが、
どの様に情報を確認できるかが問題である。

ベトナムでビジネスを展開するためには
人脈が非常に重要である。
幅広い人脈を構築することが
外国人のビジネスマンにとって最良な方法である。

単に土地を見に行くだけでも、
その情報が即座に幅広く知れ渡る。
ある外国企業が目を付けたという情報があれば、
翌日からその土地の値段が上がり始める。
投機者が早く利益を作るために、その土地を買い、
すぐ売却する。良い場所にある土地は、
即座に高くなる可能性がある。

ただ、ここで出てくる問題は、窓口になっている現地の人を
どこまで信用できるか、ということだ。

信頼関係がすぐに築けるわけではない。
誰と協力するかを決めるためには、時間が必要である。
通常、現地の関係者からアドバイスを受けることができ、
それが良いスタートとなる。
ただ、信用できる人間関係を作るためには、
時間が必要である。
最初は少し時間をかけても、良い人間関係が作れると、
今後のビジネスで時間を節約できる。

ベトナムは、印象的な経済成長を遂げたが、
特に不動産分野が急速に成長している。
新しい規定や魅力的な場所に関する情報を
アップデートすることが非常に難しいため、
幅広い人脈を作り、ベトナム人と良い人間関係を構築できると、
ビジネス開発は成功するであろう。



証券投資紙  2011年5月9日

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