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2011年05月10日

携帯電話市場 改善策は増資か


現在、S-Fone、EVN Telecom、Beeline等、
携帯電話に対する「存在」の概念は、名義だけとなっており、
増資も、実際には「存在」の目的にしか注目されていない。


競争で増資…

FPTとEVN Telecomの合併不成立後、
VTCはEVN Telecomに、8000億VND(12%相当)を
投資するという情報が流れた。
このVTCの出資額は、以前のFPTの出資予定額より小さいが、
EVN Telecomの財政状況が多少改善し、
今後、同社の活動が復興可能となると見られている。

S-Foneと Beelineは、合弁パッケージ型のGTelの投資である。
SPTへの投資案件は、サイゴン通信技術株式会社(SGT)により実施され、
SPTの株式の30%買収(3598万単位の株式)を通じて行われる。

2010年12月、SPTの臨時株主総会は、
増資及びS-Foneへの投資資金を調達するため、
15,000VNDの株価で40%の株式を売却することを決定した。
残りの10%の株式は、Western Bank-WEBに譲られ、
国家銀行の許可を申請している。
SGTとWEBはサイゴン投資グループ(SGI)の子会社であり、
会長はDang Thanh Tam氏。

困難な状況にあったBeeline携帯電話は、
VimpelComに1億9600万USDの投資案件で助けられた。
今回のVimpelComの投資が、GTel合弁会社の中での
40%から49%に増資する目的で行われた。
VimpelComは、今後2年間で所有率を65%に上げるため、
Beelineに追加で3億400万USDを投資する予定である。
上記の3件の増資案件のうち、
2件がベトナム側のパートナーの投資である。


明るい部分と暗い部分

専門家によると、小規模の携帯電話会社にとっては
追加投資されることは非常に喜ばしく、
少なくても今後「生き残れる」状況となる。
ただ、この様な投資規模で、小規模の携帯電話会社が
「危機状況」を乗り越えられるのだろうか。

最近、危険な状況乗り越えたVietnamobileは、
加入者数が1000万に達した。
各専門家によると、この加入者の20%が常に電話を利用する場合、
Vietnamobileの営業が安定し、赤字とならなくなる。

S-Foneの内部情報によると、
同社では、1年前に発表された加入者数が徐々に減少し、
社員の社会保険を払えない状況になっている。

Ho Hong Son-S-Fone元専用取締役は携帯電話会社への
投資規模は、最低5億USDを要する、と述べた。
Vietnamobileは総資産が6億USDであり、
現在、営業経費を大幅に節約している。
S-FoneとEVN Telecomは、数千億VND又は数兆VNDを
追加投資されても、ネットワークや技術インフラ整備には
まだ足りない。



InfoTV.net  2011年5月9日

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