ブルーチップ ベトナム投資ニュース

専門家の意見によると、ハノイ市の不動産市場は、
不動産投資活動に対する銀行の貸付が厳しく制限され、
貸付金利も年間27％近くに上げられていることにより、
大変困難な時期に入っている。

ハノイ市の高層住宅マンションは売れない状況が
長く続いている。
典型的な例はLe Van Luong通りに位置づける
投資主Song Da Thang LongのUsilk City多目的住宅マンション。
同物件は、25～50階建ての13物件の高層住宅マンションが
1万人を対象に、素晴らしい生活環境及び就職環境を
提供することで幅広く宣伝されたが、
販売開始後約2年経つも、売れ行きが不振。
現在もまだ銀行から融資を受けており、
10階建てが1平米当たり1,080 – 1,200USDで販売されている。
当初から売却契約を締結した人は、
元値で売却することを望んでいるが、
購入希望者がなかなかいない。

状況改善のため、多くの不動産投資主は、割引対策を実施している。
Ecoparkの案件では、割引率が最高の12％である。
割引後の販売価格は1平米当たり1800万VND～2300万VNDとなった。

Lam Vien株式会社のRichland Southern、
Capitalan Ha Thanh株式会社のMulberry Lane、
ndochina Plazaなども同様のキャンペーンを実施している。
様々な対策が施されているが、状況はあまり改善できていない。
取引された物件も非常に少ない。

CBRE ベトナムによると、不動産投資活動に対する資金貸付が
厳しくなっているとともに、高層マンションの供給源が
2011年第１四半期に急増していることも大きな原因である。
高級住宅マンションの供給源は44,000物件となり、
2010年第4四半期より12％増加した。

不動産投資業界によると、住宅団地の土地の取引も
2011年4月末より不振で、5月中旬から土地の価格が暴落している。
ハノイ西側の、32号国道に面する土地を始め、
多くは土地の販売価格が毎日下がっている。

統計によると、Kim Chung－Di Trach住宅団地の土地は、
以前、投機者業界の介入で非常に高く引き上げられた。
2011年4月末の時点、大きな道路に面した土地は、
1平米当たり4800万VND、小さな道路に面する土地は、
1平米当たり4000万VNDに引き上げられたが、
現在では、１平米当たり600万VND～900万VND下がった。

投資家業界の評価によると、現在、現金が不足し、
今後1～2ヶ月は返済時期であるため、
投資家が市場から離れる可能性もある。