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2010年07月29日

医薬品の国内生産 需要の50%に対応


現在、ベトナムでは178社が医薬品を加工している。
その内、98社が新薬を加工し、
80社が既存の医薬品だけを加工している。
ベトナム国内の医薬品生産は使用需要の
およそ50%まで対応することができる。


上記の情報は
7月26日に保健省の主催により行われた
「2020年までの薬品分野への投資」会議で発表された。

同会議において、
Nguyen Quoc Trieu-保健大臣は
2009年に国内生産の薬品の価格が8億3100万USDを超え、
2008年より16.18%増加したと報じた。

2009年には1人当たりの薬品購入金額が
平均19.77USDに達し、
前年より3.32USDを増加、
2001年より300%以上増加した。
国内生産の薬品は重要薬品品目の
314種類のうち234種類を占める。

2009年、全国で98社がGMP基準に達したが、
そのうちの28工場(全体比28.6%)が
企業法に基づいて設立され、
23工場が海外直接投資(同24.5%)を有し、
残りの企業が民営化済みのものである。
薬品分野の投資案件は効果的に展開されている。

しかし、薬品生産会社に対する
投資の支援政策がまだ少ない。
企業は投資営業環境に関する
法律的な規定に対して適切な配慮がなく、
合法的な権利と利益を確保するために
政府に対して政策の改善等の提案を行わない。

ベトナムはまだ現代なワクチン生産技術を持っておらず
複数の価格でワクチンの生産を行うこともできない。
ワクチンの品質管理の能力がまだ弱く、
医療機材の整備が制限されている。

ベトナムでは化学工業分野、
特に化薬工業が時代遅れの状況であるため、
主な製品は外国から輸入しなくてはならない。
薬品生産会社は300社近くあるが、
殆ど家庭経営の会社であり、
設備の整備が制限されているので、
医薬品の品は高くない。

現在、保健省は
「2015年まで及び2020年視野までのベトナム薬工業開発詳細計画」
を作成した。

政府は、引き続き国内における薬品生産工業を開発し、
国内生産の薬品は2015年までに市場全体の70%、
2020年まで80%のシェアを目指す。
2015年までには薬剤が市場全体の30%、
漢方薬が40%を占めることを目標にした。


Vneconomy.net 2010年7月28日

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