ブルーチップ ベトナム投資ニュース

1月末に10億USD、
10年期限（決算日2020年1月29日、名義金利年間6.75％）の
ベトナム国債が国際市場で成功裏に発行された。

今回の発行を通じて調達できた資金の
大方がDung Quat石油精製工場に投資された。

しかし、ベトナム石油公社（ペトロ ベトナム　PVN）は
まだ投資資金が不足しているようであり、
今年中に国際市場に最低5兆VND（5億～10億USD)の
社債を発行する計画がある。

現在展開中の大きな投資資金を要する
大規模計画は下記の通り。

▽Nhon Trach II発電所（750MW)
▽Thai Binh 2、Long Phu 1（1200MW)
▽Dinh Vu工場（3億USD)
▽O Monガスパイプ整備計画（8億USD)
▽Nghi Son石油精製工場（60億USD）

Nguyen Tien Dung－PVN副社長によると、
2010年だけでPVNが約40億USDの
投資資金を必要とする。

富者のPVNだけではなく、
ベトナム電力会社（EVN)、
ベトナム石炭・鉱山公社（TKV)も
同様のニーズがある。

2ヶ月前、
EVNは政府に5億USDの供給を要請した。
同社は2010年中に
国内市場で5兆VNDの社債を発行する計画がある。
ただ、今年の第1回目の社債発行を通じて
EVNは2兆VNDを調達できたが、
この資金は昨年の投資資金しか
補足できない状況である。

ベトナム石炭・鉱山公社については、
TKVは石炭採掘、ボーキサイト、
発電所建設計画を実施するために
今年中に国際市場で
3億～5億USDの社債を発行する計画がある。

Hai-TKV社長は
「TKVは国際市場で社債を発行した経験がない。
　2007年と2009年に国内市場で3兆VNDの社債を
　それぞれ9.5％と10.4％の年間金利で発行したが、
　TKVは毎年10億USDの資金を必要とする。」
と述べた。

資金を調達するため、
TKVは様々な方法で資金を借り入れた。
最近、日本国際協力銀行（JBIC）から
1億5千USDを5年期限で融資を受けた。
代わりに日本市場に対して
安定的な石炭の輸出量（年間100万トンの石炭と150万トンの粉炭（鉄生産用の石炭））を
確保しなくてはならない。
また、Credit Suisseを通じて
外国機関投資家7者から
2億USDを借り入れも決定した。