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2012年08月09日

大詰めを迎えた第2石油精製工場整備計画の交渉


ベトナムでNghi Son石油精製工場投資計画の交渉が
最終段階に入ったことを、日本出光興産が明らかにした。
ベトナム政府は計画の一部を保証することを決定している。


ロイターによれば出光のShunichi Kito財務担当社長は8月7日に
東京でDung Quat石油精製工場に次ぐ第2石油精製工場(Nghi Son工場)の
整備計画に投資資金を用意した見込み。この計画は4年前に発表された。

Dow Jones Newswireによると、Nghi Son石油精製工場の投資総額は
80億~100億USDであり、1日あたり20万ガロンの石油を生産する。

また、ベトナム政府はNghi Son石油精製工場整備計画の投資金額を
部分的に保証することを決定した。
ベトナム国家石油公社のDo Van Hau代表取締役は「政府は計画の借金返済を
一部負担することに合意したが、残りについては保証しない」と述べた。

Dow Jones Newswireは政府の動きでNghi Son石油精製工場整備計画が
新しい局面を迎えたとしている。これは国際石油投資家業界や石油市場 にとって
重要な情報である。現在、ベトナムは唯一の石油精製工場を整備するのが
やっとという状況である。

従来、Nghi Son石油精製工場整備計画実施の難しさは財政の課題だったが
現在は解決されている。

日本側はベトナム政府の保証に関して「特定の合意を得られた」と述べた。
現時点で各銀行は資金を貸出すために政府の保証を求めた。

出光興産と KPI (Kuwait Petroleum International) は互いにそれぞれ
Nghi Son石油精製整備計画の35,1%を所有し、Petro Vietnamと
Mitsui Chemicalsがそれぞれ25,1%と 4,7% を所有する。
KPIはKuwait Petroleum Corpの子会社で、三井は日本の企業である。

PetroVietnamはNghi Son石油精製工場が今年第3四半期に起工されることを
7月上旬に発表した。この工場は原油を精製するための施設であり、
原油は全てKuwaiとKuwait Petroleumから調達する。

日本の石油精製会社は外国市場に進出する機会を精力的に探している。
日本では高年化の影響や環境に優しいエネルギーを利用する傾向があり、
国内市場の規模が縮小化されている。他にはJX Nippon Oil and Energyが
Dung Quat石油精製工場拡大計画で Petro Vietnamとの協力を検討している。

Vneconomy.net 2012年8月9日

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